• トップ
  • ニュース一覧
  • 攻勢イタリア、劇的AT弾でポーランド下し6戦ぶり勝利! マンチーニ体制下で公式戦初白星!! 【NL】

攻勢イタリア、劇的AT弾でポーランド下し6戦ぶり勝利! マンチーニ体制下で公式戦初白星!! 【NL】

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年10月15日

決定力を欠くも押し込んでチャンスを量産

試合中も攻め上がってチャンスに絡んだビラーギ(15番)が、アッズーリに久々の勝利をもたらし、マンチーニ監督に公式戦初白星をプレゼントした。 (C) REUTERS/AFLO

画像を見る

 10月14日(現地時間)、UEFAネーションズ・リーグ(NL)のリーグA・グループ3で、イタリアは1-0でポーランドを下した。
 
 先月のボローニャでの対戦では、ポーランドが内容で良さを見せて1-1のドローに終わったが、リターンマッチではアウェーのイタリアが立ち上がりから攻勢に立つ。
 
 開始1分も経たないうちにジョルジーニョがクロスバーをヒットするミドルを放ち、8分には後方からの浮き球パスをキエーザがペナルティーエリア内でうまくトラップして後方に戻すと、インシーニェがループシュートを狙うが、クロスバーを越える。
 
 その後も12分にフロレンツィ、23分にベルナルデスキがフィニッシュまで持ち込んだイタリアは、30分にはキエーザのクロスにインシーニェがスライディングしながら合わせるが、ボールは再びクロスバーにはね返された。
 
 32分にもキエーザがエリア深くに侵入し、直後にはビラーギがドリブルから決定的なシュートを放つなど、次々にチャンスを迎えるアウェーチームに対し、ポーランドは単発でカウンターを仕掛けるも、イタリアに要所を締められて決定機創出には至らない。
 
 33分にカウンターから、ようやくミリクが惜しいシュートを放つもDFにブロックされ、逆にその3分後、フロレンツィのクロスを受けたキエッリーニにヘディングシュートを浴びる。しかし、しっかりミートしなかったため、GKシュチェスニーが何とかCKに逃れた。
 
 ユベントス所属の守護神は、37分にも同僚であるベルナルデスキのミドルにしっかり対応し、44分にフロレンツィがインシーニェとの壁パスから放った強烈なシュートも、しっかりセーブしてみせた。
 
 前半はイタリアが7割近いボールポゼッションを誇って主導権を握り続けて終了。迎えた後半、開始直後はホームチームが敵陣深くに迫るも、イタリアはすぐにボールを支配する。
 
 前半よりも自陣での守備を強めたポーランドに対し、イタリアは長短のパスを縦横に回しながら、DFラインの裏に抜けようとする味方にラストパスを通そうとするが、最後のところでポーランドに防がれる。
 
 58分、最初の決定機はポーランドにもたらされた。ジエリンスキがエリア右に抜け出して角度のないところからシュート。GKドンナルンマがブロックしてこぼれたところを、さらにグロシツキが詰めるが、ゴールマウスを捉えられない。
 
 危なかったイタリアは59分、ベルナルデスキの右からのクロスが流れたところを、フリーでビラーギがダイレクトで狙うも枠外。2分後にはキエーザが左のカットインから右足を振り抜くも、これはクロスバーを越えた。
 
 71分、攻め続けるイタリアはキエーザが再び左からカットインし、飛び出したベルナルデスキにタイミング良く縦パスを送るが、ヘディングシュートはゴール左外に逸れる。
 
 長く守勢を強いられるポーランドだが、73分に再びビッグチャンスを迎える。カウンターからレバンドフスキのスルーパスを受けたグロシツキは完全フリーだったが、距離のある位置からのダイレクトシュートを選択。これをドンナルンマが弾くと、今度はジエリンスキが拾ってキエッリーニをかわすが、体勢を崩してシュートは浮き、決定機を逸する。
 
 時間の経過とともにオープンな展開となり、イタリアは76分にベルナルデスキがカットインから左足のシュートという得意のプレーを炸裂させるが、これも枠外。ポーランドも再三、エリア内にボールを運んでホームの観衆を沸かせるが、イタリアの守備、そしてドンナルンマの牙城は崩せない。
 
 互いに攻め合いながらも、ついにゴールネットは一度も揺れないまま試合はアディショナルタイムへ。このまま今回も勝点1を分け合うことになると思われた92分、イタリアはCKでニアのラザーニャが軌道を変え、ファーサイドでビラーギが押し込んでゴール! 劇的なかたちで勝利を決めた。
 
 イタリアは3月のサウジアラビア戦以来、6試合ぶりの白星。「未勝利の状態には飽きた」と4日前のウクライナ戦後に語っていたマンチーニ監督にとっては、嬉しい公式戦初勝利となった。内容についても、決定力に課題を残したものの、相手を押し込んでチャンスを量産したことは十分に評価できるだろう。

 なお、14日に行なわれたNL、および主な国際親善試合の結果は以下の通り。
 
◎NL
◇リーグA
グループ3:ポーランド 0-1 イタリア
◇リーグB
グループ2:ロシア 2-0 トルコ
◇リーグC
グループ1:イスラエル 2-0 アルバニア
グループ4:ルーマニア 0-0 セルビア
グループ4:リトアニア 1-4 モンテネグロ
◇リーグD
グループ3:アゼルバイジャン 1-1 マルタ
グループ3:フェロー諸島 1-1 コソボ
 
◎国際親善試合
スコットランド 1-3 ポルトガル
【関連記事】
【セルジオ越後】"本番"はウルグアイ戦、この2連勝で強くなったと勘違いしちゃいけない
【日本3-0パナマ|採点&寸評】2試合連続ゴールの南野がMOM!19歳・冨安もまずまずのデビュー
【釜本邦茂】同じ3対0でもちょっと違う… 私にはコスタリカ戦ほどの驚きはなかったね
「ブラジル生まれでイタリア代表の司令塔」ジョルジーニョがアッズーリ復権の鍵を握る
イタリア代表が「ブラジル人」をまた招集? ナポリMFをマンチーニ監督が注視か
NL快勝のオランダ代表を海外メディアが称賛! 一方の“大敗”ドイツは「自信を失っている」と選手が告白…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ