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【札幌】「北海道とともに、世界へ」は実現できるのか? アジアを戦うチームとの違いを検証する

カテゴリ:Jリーグ

斉藤宏則

2018年09月24日

鹿島戦は五分に近い内容にも見えたが…

川崎、鹿島戦と2連敗を喫した札幌。いずれも完敗の内容だっただけに、立て直しを図りたい。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ27節]札幌0-2鹿島/9月23日/札幌ドーム
 
 今季からミハイロ・ペトロヴィッチ監督が就任し、躍進を見せている札幌。後半戦に入ってからは、指揮官はもちろん選手たちも「ACL出場権を獲得したい」と積極的に発するようになり、かつては“エレベータークラブ”とも揶揄された札幌が間違いなく新しい歴史を作り出している。
 
 だが、26節で川崎に0-7のスコアで大敗すると、27節は鹿島に0-2で敗戦。今季二度目の2連敗を喫し、順位は7位に。「北海道とともに、世界へ」というスローガンを掲げる北国クラブは果たして、アジアへの船出を果たすことができるのか。この2連敗を踏まえ、あらためて検証をしてみたい。
 
 ACL出場を夢見るクラブにとって、今季のACLに出場している川崎、鹿島との対戦はひとつの試金石になる場面だった。だが、終わってみれば「川崎には力負け。鹿島には試合運びの部分で差を見せつけられた」(都倉)2試合になってしまった。
 
 そうしたなかで、ここでは鹿島戦にフォーカスして考えてみたい。残念ながら7点差で敗れた試合から課題を探し出したところでキリがない。やはり「内容的には悪いものではなかった」(福森)という鹿島戦のほうがヒントがありそうだからだ。
 
 この試合、全体を俯瞰する限りでは確かに互いにボールを持ち合い、五分に近い内容にも見えた。だが、内実としてはディテールを徹底し続けたことによって鹿島が完勝してしまったわけである。
 
 例えば24分に生まれた先制点は左利きの遠藤康が右足のワンタッチで、それも身長195センチの韓国人GKク・ソンユンの手が届かないところにしっかりと流し込んで得た得点である。また、リードして迎えた後半は意図してジェイへのパスコースを提供し、そこにパスが入ったところで一気にサンドする守備でボールを回収している。これについて33歳のDF石川直樹は「もっと全体を客観的に見ながら試合を進めなければいけない」と提言した。
 
 加えて札幌は後半、攻撃時に宮澤裕樹と深井一希を最終ラインに落とす形にして両翼を高く保つ布陣にしたが、結果的にその両翼に固執した戦いをしてしまっただけに、柔軟性も欠いていた印象がある。
 
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