今夏、ハノーファーに加入し、プレシーズンマッチでは順調に得点を重ねていた浅野拓磨。しかし、開幕後は思うように結果が出せていない。
ブンデスリーガ開幕後から先発起用され、何度かチャンスらしいチャンスも訪れているものの、フィニッシュが決まらず無得点。前節のRBライプツィヒ戦では、失点の起点になるミスを犯して、2-3で敗れる原因を作ってしまった。
試合後のインタビューで、アンドレ・ブライテンライター監督はこのことついて質問され、「浅野はきっと這い上がるよ。彼が謝罪する必要はない。ミスは誰でも起こすものだ。失敗だって成功への道だろう。浅野が努力を続けるのであれば、きっとゴールという結果はついてくる」とコメントしている。
そんななか、ブンデスリーガの情報サイト『Sportbuzzer』が、「日本人コンビを一緒に起用するプランをオプションで試すべきだ」と提案している。
専門誌はニュルンベルク戦での両選手の先発を予想
「彼らがこれまで、リーグ戦でともにピッチに立った時間は短かい。浅野は先発起用で46~72分くらいに交代するのがお決まりだ。原口は途中出場し、1時間のプレーに留まっている。今現在、彼に期待されているのは。交代出場からの得点という、切り札の役割のみだ。
日本人ふたりの“スシ・ファンクション”は、付かず離れずの距離を保ちながら、意思疎通に問題はない。練習やテストマッチでは、完璧な調和をみせている。
浅野がスペースに飛び込むタイプであるように、原口は狭いスペースでも“1~2人は置き去りにできる”と豪語するドリブルが武器だ。ふたりがお互いを補い、活かし合うことは難しくないだろう」
週末のハノーファーは、久保裕也擁するニュルンベルクとの対戦に臨む。サッカー専門誌『kicker』は日本人選手3人ともスタメンと予想しているが、今度こそ、試合開始から日本人コンビのプレーを観ることはできるだろうか。