アジア・チャンピオンズリーグ（ACL）は９月18日、鹿島アントラーズ対天津権健（中国）の準々決勝第２戦がマカオの澳門奧林匹克体育中心運動場（エスタディオ・ド・マカオ）で行なわれ、鹿島が３対０で勝利し２戦合計５対０として、準決勝に駒を進めた。

　第１戦は鹿島が２-０で勝利していたため、鹿島優位の状況で始まった第２戦。ベスト４進出には勝つしかない天津権健が果敢に攻め込むが、内田篤人らDF陣が跳ね返し、得点を許さない。

　先制点は鹿島。13分にCKからセルジーニョが頭でゴールに押し込んだ。さらに、27分には内田のアシストから安部裕葵が追加点を決めた。
　
　４点のアドバンテージを得た鹿島が試合のペースを握り始め、相手チームのラフプレーが目立つシーンも。それでも鹿島は冷静な試合運びを見せ、２-０のリードを守って前半終了。

　後半も鹿島の勢いは衰えることなく、交代で入った土居聖真がダメ押しの３点目。トータルスコア５-０で勝利し、ACL準決勝進出を決めた。
 

　念願の鹿島のベスト４進出に、鹿島ファンは大喜び。ツイッター上にも、後半の激闘を経ての勝利に、喜びの声があふれる一方、次の試合に累積警告で出られない状況やラフプレーへの懸念を示すものも。いくつか紹介しよう。

「勝った！勝った！！勝ったーーー！！！！ACLで勝つってこんなに嬉しいの！？絶対次も勝って頂点に上り詰めるよ！！」
「ACLベスト４！頂点が少しだけ見えてきた」
「ふー、初の４強 一気に頂点までクリアしよう！」
「よしよしよしよし！ ベスト4！ まずは壁を1つ!!」
「勝った！0-3 カンフーサッカーに負けずよく勝った」
「あとふたつ勝てばアジア制覇出来る‼︎ 」
「よっし、勝った！！！突破！！！ 篤人がACL獲るために鹿島に戻ってきたって冒頭で紹介されてて、あんなアシスト決めるのめっちゃかっこよかったなぁ！！」
「ストレスある試合なのは分かるだろうけど、相手の選手壊すの止めて欲しい。試合後AFCに抗議するべきだよ」
「まあでもいいよ。レオのイエローが次戦で精算されれば決勝に出られないとかはないから」
「鹿島さん22日間で7試合頑張ってください」
「問題はルヴァン杯とACLの日程のヤバさ。リーグは捨てるとして、え、天皇杯もあるのか。そんなに選手いないよね～。ACL以外捨てる？ いや、神様は全部獲りに行くと言いそう」
「犬飼、普通じゃ出来ない経験してるんだから、そろそろ自分のものにしてくれ」
「土居ちゃんの膝ほんと心配すぎる」

　試合内容からは悲喜こもごもだった様子。ACLベスト４進出を決めた鹿島は、準決勝は、明日行われる水原三星と全北現代（ともに韓国）の勝者と対戦する。