【U-18プレミアリーグ】9節ピックアップ・ゲーム|名古屋U18 対 広島ユース

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2014年07月23日

「守られても崩せる自信があった」という名古屋U18の充実

 首位を走る名古屋U18と、4位につける広島ユースの一戦は、前線の4人が連動して切り崩す名古屋と、5バック気味でしっかりとブロックを作って守る広島という図式で始まった。

【U-18プレミアphoto】9節[WEST]名古屋U18 対 広島ユース
 
 前半は双方譲らず一進一退の攻防が続き、0-0で迎えた後半、名古屋は途中出場の選手たちが攻撃に勢いを生み出す。序盤から左MFの青山景昌が敵陣で効果的な働きを見せていたのに加え、57分に期待のスーパールーキー・梶山幹太、72分にエース桜井昴を投入してテンポ良くボールが回り、ゴールに迫っていく。
 
 だが、逆に76分、広島のカウンターがハマった。中央のMF岡村吾朗が右のMF川越理来に展開。川越の右からのクロスを、MF阿部良季がヘッドで合わせ、広島が先制に成功した。

首位で前半戦を折り返した名古屋U18。先制を許しながらも、見事な逆転勝利を飾った。(C) SOCCER DIGEST

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 攻勢に出ていた矢先の失点に、名古屋の受けたダメージは大きいかに見えた。しかし、ここから名古屋が首位たるゆえんを見せつける。慌てず流動的な攻撃を展開すると、80分に左サイドを突破した梶山のセンタリングが、ペナルティーエリア内のDF荒木隼人の手に当たり、PKを獲得。これを桜井が冷静に決めると、後半アディショナルタイムには猛攻を仕掛け、ゴール前の混戦から青山が劇的な逆転弾を叩き込んだ。
 
「守られても、崩せる自信があった」。試合後、高田哲也監督が語ったように、首位を走る勢いと自信が、広島の守備をこじ開け、見事な逆転勝利で首位固めに成功した。

取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)

U-18プレミアリーグ 9節結果
[WEST]
名古屋U18(22) 2-1 広島ユース(16)
東福岡(15) 0-2 京都U-18(13)
東山(5) 1-3 C大阪U-18(21)
富山一(5) 1-2 G大阪ユース(19)
京都橘(0) 0-1 神戸U-18(14)
[EAST]
札幌U-18(11) 1-0 市立船橋(12)
青森山田(6) 1-1 鹿島ユース(11)
東京Vユース(10) 0-3 流経大柏(14)
柏U-18(20) 1-0 清水ユース(18)
※三菱養和SCユース(9) 対 JFAアカデミー福島(9) は、雷雨の影響により再試合。
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