つなぐサッカーを封じられた時、“第2の矢”として
面白いかもしれないと、コスタリカ戦のアディショナルタイムに伊東純也が浅野拓磨のお膳立てからダメを押した直後に、そう感じた。
伊東と浅野がコスタリカ戦のピッチでプレーしたのは8分あまりだが、ともにスピード豊かな“超特急コンビ”がそのわずかな時間帯で新たな可能性を示したように見えた。スピードと言えば浅野頼みだったところが、快足ドリブラーの伊東という選択肢が増えたことで相手に与える恐怖も増したのではないか。
疲労が蓄積している後半の時間帯に浅野に加えて伊東も投入されたら、敵のDFとしては嫌だろう。最終ラインの裏を取られまいとふたりへのマークを意識するあまり他の選手への対応がルーズになる可能性もあり、しんどいはずである。
伊東と浅野がコスタリカ戦のピッチでプレーしたのは8分あまりだが、ともにスピード豊かな“超特急コンビ”がそのわずかな時間帯で新たな可能性を示したように見えた。スピードと言えば浅野頼みだったところが、快足ドリブラーの伊東という選択肢が増えたことで相手に与える恐怖も増したのではないか。
疲労が蓄積している後半の時間帯に浅野に加えて伊東も投入されたら、敵のDFとしては嫌だろう。最終ラインの裏を取られまいとふたりへのマークを意識するあまり他の選手への対応がルーズになる可能性もあり、しんどいはずである。
その意味で、伊東と浅野の“超特急コンビ”は森保ジャパンの切り札になり得る。浅野は裏への走り込み、伊東は高速ドリブルというように特長がはっきりしているため、味方も彼らを使いやすいはずだ。
例えばふたりのスピードを最大限に生かすよう、足もとではなく前方のスペースめがけてパスを送る。こうした意識をみんなで共有できるだけでも戦い方はスムーズになるだろう。
コスタリカ戦では堂安律、中島翔哉、南野拓実の活躍に目を奪われがちだが、浅野や伊東のパフォーマンスも希望の光になったと言いたい。
日本の特徴を活かしたつなぐサッカーを封じられた時、“第2の矢”としてふたりのスピードを利したスタイルに移行する。そうやって戦い方の幅を広げられれば、来年1月のアジアカップで日本は王者に返り咲けるだろう。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
例えばふたりのスピードを最大限に生かすよう、足もとではなく前方のスペースめがけてパスを送る。こうした意識をみんなで共有できるだけでも戦い方はスムーズになるだろう。
コスタリカ戦では堂安律、中島翔哉、南野拓実の活躍に目を奪われがちだが、浅野や伊東のパフォーマンスも希望の光になったと言いたい。
日本の特徴を活かしたつなぐサッカーを封じられた時、“第2の矢”としてふたりのスピードを利したスタイルに移行する。そうやって戦い方の幅を広げられれば、来年1月のアジアカップで日本は王者に返り咲けるだろう。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)