「この責任を負うのは良いこと」
ロシア・ワールドカップ(W杯)ではオーバーなリアクションが揶揄の対象にもなったブラジル代表のネイマールだが、チッチ監督は26歳のエースが精神的に成長したと考えているようだ。
2016年夏に就任して以降、キャプテンを持ち回りにしていたチッチ監督が、ネイマールを固定のキャプテンに指名した。ネイマールも、新たな意気込みを抱いている。
2016年夏に就任して以降、キャプテンを持ち回りにしていたチッチ監督が、ネイマールを固定のキャプテンに指名した。ネイマールも、新たな意気込みを抱いている。
「ESPN」によると、ネイマールは9月6日の会見で、「再び(キャプテンマークを巻くことを)受け入れたのは、多くを学んだからだ。そして、これからも多くを学ぶ」と述べた。
「この責任を負うのは、僕にとって良いことだ」
一方、チッチ監督は「時は過ぎるものであり、人は成長し、成熟していく」と、ネイマールへの信頼を口にしている。
「ネイマールと一緒にいたこれまでの日々で、我々は、彼が適切な判断をした重要な局面に出くわしてきた。だから、彼は前進する用意ができているんだ」
度重なるファウルに対する過剰反応が話題となったロシアW杯では、準々決勝敗退に終わってから、SNSで「キャリアで最も悲しい」と投稿した以外、コメントを避けてきた。
ネイマールは、「多くの評論家の標的にされ、あの時は話せる状態じゃなかった」と振り返っている。
「話せない時は、黙っていた方が良い。沈黙が最高の回答だからだ」
「ボールを11回受け取ったうち、10回でファウルを受けた。そういう相手に『悪いけど、ちょっと得点させてくれよ』なんて頼めない。W杯では、すごく苦しんだ。でも、終わったことだ。それも教訓だよ」
7日の国際親善試合で、ネイマールはアメリカを相手にPKで追加点を挙げ、チームの勝利に貢献した。「キャプテン・ネイマール」の下で、セレソンはこれからも、白星を積み重ねていくだろうか。