仏全国紙は「情状酌量の余地があるのでは?」と決定に疑問
若きフランス代表FWの“報復行為”に厳しい処分が下った。
現地時間9月5日、フランス・プロサッカーリーグ連盟(LFP)は、ニームとのリーグ・アン第4節で退場になったパリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペに対し、3試合の出場停止処分を科すと発表した。
この一戦で、勝利に繋がる1ゴール・1アシストという殊勝な活躍を披露したエムバペだったが、試合終了間際の後半アディショナルタイム4分、相手DFのテジ・サヴァニエから激しいタックルを受け、激昂。すぐさま立ち上がってサヴァニエを突き飛ばしたのだ。この一連の騒動に主審のジェローム・ブリザールは両者を一発退場とした。
現地時間9月5日、フランス・プロサッカーリーグ連盟(LFP)は、ニームとのリーグ・アン第4節で退場になったパリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペに対し、3試合の出場停止処分を科すと発表した。
この一戦で、勝利に繋がる1ゴール・1アシストという殊勝な活躍を披露したエムバペだったが、試合終了間際の後半アディショナルタイム4分、相手DFのテジ・サヴァニエから激しいタックルを受け、激昂。すぐさま立ち上がってサヴァニエを突き飛ばしたのだ。この一連の騒動に主審のジェローム・ブリザールは両者を一発退場とした。
試合後も怒りの収まらないエムバペは、フランスの全国紙『L'Équipe』の取材に対し、反則すれすれの危険なチャージを受け続けたことを理由に「我慢ならなかった」とコメント。さらに「後悔しているかって? それはないよ。絶対にない。もう一度同じ状況になったとしても、もう一度やるさ」と言い放っていた。
今回の処分により、エムバペは、今月14日に行なわれるサンテティエンヌ戦、23日のレンヌ戦、そして26日のスタッド・ランス戦のリーグ・アン3試合を欠場することになる。
このLFPの決定について『L'Équipe』は、「サヴァニエはプレーと関係ないところでもエムバペに対し、“嫌がらせ”を働いていたようだ。そのことを考えれば、19歳の若き逸材には情状酌量の余地もあるはずだ」と、疑問の声を挙げた。
なお、今回の騒動の発端となったサヴァニエには、5試合の出場停止処分が下されている。