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「彼の人種差別の訴えは的外れだ」 ドイツ代表監督レーブが“愛弟子”エジルの電撃引退に持論展開

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年08月30日

渦中のエジルとはいまだ連絡が付かず…

長くエジル(左)を代表のメインキャストに据えてきたレーブ(右)。それだけに、突然の引退発表は驚きだったようだ。 (C) Getty Images

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 現地時間8月29日、ドイツサッカー連盟(DFB)は、9月に行なわれるUEFAネーションズリーグ(6日・フランス戦)と国際親善試合(9日・ペルー戦)に向けての招集メンバー23名を発表した。

 先のロシア・ワールドカップで、グループリーグ敗退という同国史上初の汚点を残してしまったドイツ。「(W杯は)おざなりだった。よりバリエーションをもって、フレキシブルにプレーする必要がある」と再起を誓うヨアヒム・レーブ監督が選んだメンバーには、いくつかの新顔が揃った。

 W杯メンバーからは、代表引退を表明したメスト・エジルとマリオ・ゴメスのほか、ケビン・トラップ、マルビン・プラッテンハルト、サミ・ケディラ、セバスティアン・ルディが招集外となっている。

 その一方で、W杯直前に失意のメンバー漏れとなったレロイ・ザネが復帰。また、ニコ・シュルツ、ティロ・ケーラー、カイ・ハベルツが初招集となった。

 メンバー発表会見においてレーブ監督は、「我々のポゼッションサッカーで、グループリーグ突破は可能だと考えていた。短期決戦ではもっとうまく調整する必要があった」と、屈辱の早期敗退を喫したW杯を総括。そして、7月末に代表引退を発表したエジルについても言及した。

 7月22日に、自身のSNSを通じて3部構成の長文声明を発表したエジル。その中で、マンチェスター・シティのイルカイ・ギュンドアンとともに、今年5月にロンドンでトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会い、記念写真に収まったことについて、「政治的な意図はなかった」と強調した。

 そして、ファンやDFBの一部の人間から、トルコ系ドイツ人であることに対して差別的な扱いを受けたことを明かし、代表引退を決断したと綴っていた。

 2009年11月2日に行なわれたノルウェー戦でA代表デビューを飾って以降、エジルを常に招集し続け、溺愛してきたレーブ監督は、まさしく“愛弟子”といっても過言ではないエジルが、衝撃的な引退声明を発した当日を振り返り、当人といまだに話していないことを明かした。

「あの日曜日の夕方、彼の代理人から電話があり、メストが3つ目の声明文で代表からの引退を発表する予定だと伝えられた。本人から電話はなかった。通常、選手が代表引退を決断するときや何らかの問題を抱えている場合には、常に良い話し合いをしてきたのだが。

 メストは、私に連絡を取らないという別の手段を選んだ。ここ1週間半、何度かショートメールや電話で彼に連絡してみたが、いずれも彼は応じてくれなかった。だが、彼がそういう決断を下すのなら、私はそれを受け止めるしかない」
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