【ACL展望】鹿島×天津権健|初の4強入りへ、パトを擁する新鋭の機動力を封じ込めるか?

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年08月28日

鹿島――2008年以来10年ぶりのアジア8強の舞台

天津権健戦の鹿島の予想スタメン。左SBには安西、右SBには内田が起用される可能性もある。

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ACL準々決勝 第1戦
鹿島アントラーズ(日本) 天津権健(中国)
8月28日/19:00/県立カシマサッカースタジアム
 
【最新チーム事情】
●直近のリーグ戦24節の磐田戦は1対1の引き分けに終わった。
●ボランチの三竿健はパトの速さ、2列目の飛び出しなど相手の機動力を警戒
●磐田戦からメンバー数名を入れ替え。内田を右SBで起用する可能性も。
 
【担当記者の視点】
先手必勝。勝利あるのみ。アジア・チャンピオンズリーグ制覇へ、鹿島が天津権健(中国)を迎え撃つ。
 
「しっかり勝ち切るということが課題として残った。次のACLの戦いも、ホームで最後の最後まで戦いたい」
 
 終盤に同点を許し、1-1の引き分けに終わった磐田戦(24日)。大岩監督は険しい表情を見せ、ACLに向けて気を引き締め直した。
 
 鹿島は、決勝トーナメント1回戦で上海上港(中国)に合計4-3で勝利し、過去4度阻まれていた初戦の壁を突破。悲願のアジアタイトルに一歩前進した。グループステージを突破し、16強入りからの準々決勝はこれが初めてだが、準々決勝に進出したのは過去に1度あり、これが2度目。決勝トーナメント進出とともに8強入りが決まった、2008年以来10年ぶりの準々決勝の舞台だ。
 
 次なる相手は天津権健。初戦に続き、中国勢との対戦となる。大会初出場ながらもグループステージでは日本勢の柏を抑えてE組を2位で通過。決勝トーナメント1回戦では、15年大会優勝の広州恒大(中国)を、2試合合計2-2のアウェーゴールで上回り、8強入りを果たした。
 
 天津権健は、豊富な資金力を武器に大幅な戦力補強を行ない、今季の大躍進を遂げた。しかし、ワールドカップで日本と対戦したベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルがドルトムントへと移籍。さらには、移籍を希望するアントニー・モデストと退団を認めないクラブがもめており、同選手は練習をボイコット中。鹿島戦の欠場が濃厚で、戦力ダウンは否めない状況だ。
 
 鹿島はアウェーゴールを許さずに、無失点で勝利することが求められる。三竿健は「(元ブラジル代表FW)パトは速いし、2列目からの飛び出しも多いチーム」と天津権健の機動力を警戒。「相手は守ってのカウンターが多くなると思う。そこを無失点に抑え、こっちは1点に満足しないで、得点を重ねなくてはいけない」と続けて話した。
 
 先発は磐田戦のメンバーから数人の入れ替えが予想される。最終ラインでは左にDF山本が入る可能性が高く、経験豊富な山本が、右に流れる傾向のあるパトをCBの犬飼や三竿健、レオ・シルバの両ボランチと連係して封じる。攻撃力のある安西を左SBに据える選択肢もあるが、安西を中盤に配置し、相手を牽制する戦術を取りそうだ。
 
 右SBは西が第一の選択肢。同サイドの遠藤と連動して攻撃のアクセントとなり、天津権健の手薄なサイドを攻略する。清水戦(5日)以降出番のない内田もここ数日は状態が上がっており、練習では紅白戦で軽快な動きを見せている。思い切った起用も考えられる。
 
 リーグ戦では波に乗り切れないチームだが、「(初優勝への)流れはなんとなく(感じている)」と内田。新鋭の天津権健を叩き、一気に頂点に上り詰める。
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