DFBカップ1回戦では、ドルトムントのトップチームに帯同しなかった香川真司。トルコのベジクタシュへの移籍がさかんに取り沙汰されていたが、このたび新たな移籍先が浮上した。リーガ・エスパニョーラのセビージャだ。スペインの地元紙『eldesmarque』が報じている。
「セビージャはまだ、攻撃の司令塔を探している。その候補リストには、ドルトムントの29歳、日本人選手の香川真司の名前がある。セビージャは香川にとても興味を持っており、自分たちの現状と彼が移籍することの重要性について伝えたいと考えているようだ」
しかし、まだオファーには達しておらず、それはセビージャが他選手にも興味を持っているからだとしている。
「セビージャはリストアップした選手のうち、パリ・サンジェルマンに所属するユリアン・ドラクスラーの獲得に動いているとも考えられる。香川に対しては、オファーこそ出していないが、すでにコンタクトは取ったようだ」
「オファーは出していないが、コンタクトは取った模様」
ちなみに同記事中では、「マルセイユも、香川に興味を持っているクラブのひとつ。しかし、香川はスペインでプレーしたいと考えているようだ」とも報じている。
様々な可能性が挙げられているが、香川の移籍については、ドルトムントサポーターの間でも賛否両論のようだ。
同チームのコミュニティー内では、「カガワにとってはいい移籍じゃないか」「彼はとてもいい選手だけど、活躍できる場所を選んでほしい」といった、移籍を容認する声が上がっている。
しかし、それと同数以上の「カガワの移籍は間違いだろ」「シンジの放出は、チームの弱体化に他ならない。ロイスがまた負傷したら? 今の前線で攻撃が組み立てられるとでも?」といった反対の声も。
香川自身はロシア・ワールドカップ後に再三、「僕自身がもっとレベルアップするためにも、個人の力を見つめ直したい」と発言していた。その目標を叶えるために、果たして、ブンデスリーガ、プレミアリーグを渡り歩いた29歳は、どの地を選ぶのだろうか。