フランスで開催されたU-20女子ワールドカップは、ヤングなでしこの初優勝で幕を閉じた。
 
　８月24日の決勝に臨んだU-20日本女子代表。グループリーグで０－１の惜敗を喫したスペインに押し込まれる展開が続いたが、失点ゼロで凌ぐと、38分に宮澤ひなたが起死回生のミドルをねじ込んで先制に成功する。これで流れを掴んだ日本は宝田沙織、長野風香が加点してリードを広げ、敵の反撃を１点に抑えて快勝を収めたのだ。初の決勝進出で戴冠しただけでなく、2011年の女子ワールドカップ、14年のU-17女子ワールドカップに続く３階級制覇で、FIFAの女子サッカー史上初の快挙達成となった。
 
　ヤングなでしこの世界一に、男子日本代表の重鎮コンビも賛辞を贈った。香川真司と吉田麻也の両巨頭が、それぞれ公式ツイッターでお祝いコメントを寄せている。
 
　香川が「なでしこの皆さん優勝おめでとうございます（祝）。最高な試合やったね～」と綴れば、吉田は「Well done girls！ おめでとうヤングなでしこ！」。欧州時間で過ごしていることもあり、リアルタイムで熱戦を堪能したようだ。