ブンデスリーガが今週末に開幕。日本人選手も数多くプレーするドイツの地で、プレシーズンから「絶好調」と称賛されているのが、今夏ハノーファーにレンタル移籍で加入した浅野拓磨だ。

　プレシーズンでは７試合で６ゴール１アシストとほぼ毎試合で得点に絡み、先週末に行なわれたDFBカップ１回戦のカールスルーエ戦では、２得点に絡む活躍で、チームの勝利（６-０）に貢献した。

　ドイツのサッカー専門誌『kicker』は、「彼のあのスピードは何よりの武器。DFを置き去りにしてゴールを決める」と浅野を褒めちぎり、ハノーファーの地元紙もこぞって「大当たりの補強だった」「素晴らしいスピード」と絶賛している。

　そんな浅野が、リーグ開幕を目前に控えて、同胞の大先輩である香川真司に会ったことを、自身のSNSで明かした。

　ツイッターとインスタグラムを更新した浅野は、開放感と清潔感にあふれたカフェらしき場所で、日焼けした香川とのツーショット写真を投稿。「真司さんに会いにドルトムントまで。今週からブンデスが開幕します！今シーズンも頑張ります！」とコメントを添えている。

　トルコのベジクタシュ移籍が囁かれるなど渦中の人である香川も、後輩とのひとときに穏やかにほほ笑んでいる。

　日付は明らかにされていないが、浅野の所属するハノーファーからドルトムントまでは、ICE（ドイツの鉄道）で約２時間程度。車でも１時間半ほどの距離なので、オフに会いに行ったのかもしれない。

　新たなチームでの開幕を控えて、ブンデスでプレーする“大先輩”である香川に、助言などを求めたのだろうか。

　サポーターからは、ふたりのツーショットを喜ぶ声のほかに、「チーム共にポカール一次ラウンド突破しましたね。決勝まで進んだ暁にはドイツへ試合観戦に行きますね」といった、フィールドの上での再会を楽しみにする声も多く寄せられた。

　ともに開幕戦は８月25日（現地時間）。香川が所属するドルトムントはホームでRBライブツィヒと、浅野と原口元気が所属するハノーファーは、大迫勇也が新加入したブレーメンとアウェーで対戦する。