マンチェスター・シティは８月19日、プレミアリーグ第２節でハダースフィールドに６-１と大勝した。そして、このホーム開幕戦でハットトリックと大活躍したのが、エースのセルヒオ・アグエロだ。

　アグエロは25分、GKエデルソンのゴールキックを受けると、ペナルティーエリアの外からループシュートで先制点を奪取。２-０で迎えた35分に、相手守護神のミスを突いて追加点を挙げた。

　また75分には、左からの高速クロスにアウトサイドのボレーで合わせてハットトリックを達成。英国公共放送「BBC」によると、アグエロはリーグ通算９回目のハットトリックで、アラン・シアラーの11回に続き、ロビー・ファウラーと並ぶ歴代２位タイに浮上した。
 

「BBC」によれば、出場したリーグ戦のホームゲームで、アグエロは昨シーズンから８試合14得点とゴールを量産中。この活躍ぶりに、指揮官のジョゼップ・グアルディオラ監督も脱帽だ。

　英国「Sky Sports」によると、グアルディオラ監督は試合後、「私がここに来てから、あんな彼は見たことがない」と、かつてないほどの好調を維持するアグエロに賛辞を寄せた。

「ワールドカップ後のバカンスを終えて戻ってきてからのスピリットはすごい。彼は信じられないコンディションだよ。ボールを持っている時も、持っていない時も、シャープで知的だ。もちろん、ゴールを決める才能はいつもどおりだよ」

　グアルディオラ監督は、「パスもすごく良かったけど、フィニッシュが見事だ」と、アグエロの決定力を称賛している。

「ハットトリックを決める前に、彼を下げようと思っていたんだ。だけど完璧だったね。ゴールを決め、（直後の交代で）スタンディングオベーションをしてもらい、今後の試合に向けてエネルギーを蓄えることもできている」

　コミュニティーシールド（チェルシー戦）でも２ゴールを奪ってチームをタイトルに導いたアグエロ。公式戦３戦５発とロケットスタートを切ったアルゼンチン代表ストライカーは、どこまでゴール数を伸ばすのだろうか。