「テストマッチで見せたすばらしいヘディングを再現してみせた」
DFBカップ(ポカール)1回戦が行なわれ、ブレーメンは4部のヴォルマティア・ヴォルムスを6-1で下し、次ラウンド進出を決めた。
この試合で、公式戦初ゴールを決めた日本代表FWの大迫勇也を、ブレーメンの地元紙『Weser Kurier』が絶賛している。
「大迫勇也は、ブレーメンの公式戦初戦で、今シーズン初のスコアラーになった。ビジャレアルとのテストマッチでみせたあのヘディングを公式戦でも再現。ケルンから獲得した、ワールドカップ参加者でもある日本人プレーヤーは、疑うべくもなくキーマンだ。
指揮官のフロリアン・コーフェルトがぜひにと獲得を熱望していたという大迫は、ワールドカップで良いパフォーマンスを見せた。それは遅れてチームに合流することを意味していた。馴染む時間が必要だったとの見方が大半だった。
だが、コーフェルト監督はスタメンで大迫を起用した。試合後には『今日は、常にゴールを狙って動き、対戦相手の裏を突くような動きができる選手を起用したかった』と語っている。
どんなに合流してからの期間が短くとも、監督の掲げる方針にマッチしたのは、他の誰でもない、大迫だった。必然だったのだ。そしてこの起用は試合をみれば分かるが、ピタリと当たっている」
また、もうひとつのブレーメン地元紙『Kreiszeitung』は「コーフェルト監督は大迫とカインツを起用して賭けに勝った! 両ウイングは、右に大迫、左にフロリアン・カインツを置いた。おそらく事前に決まっていたのだろう。指揮官は賭けに勝った。この布陣が定着する可能性も低くはない」と報じている。
ブンデスリーガは24日に開幕する。ブレーメンは8月25日、ホームで原口元気、浅野拓磨を擁するハノーファーと対戦。大迫は、再び監督の期待に応えることができるだろうか。