アメリカらしさ満載の演出もビール1杯の価格に衝撃!! MLS観戦にまつわるリアルな現実

カテゴリ:Jリーグ

佐々木裕介

2018年08月13日

エンターテイメント大国ならではの演出に大興奮! 一方でかかった経費は…

イブラヒモビッチの加入などタレントも充実の一途をたどるMLS。ピッチ内の魅力は十分にある。(C) Getty Images

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 7月最後の日曜日、夏休みに家族と訪れていたロサンゼルス。メジャーリーグ・サッカー(以下、MLS)観戦をしようと、半ば無理やりに家族を巻き込み、ダウンタウンからカーソンまで車でH110を南下した。
 
 最近サッカーに首ったけな息子は、今年3月にマンチェスター・Uからロサンゼルス・ギャラクシーへ移籍してきた元スウェーデン代表FW、ズラタン・イブラヒモビッチを拝めると助手席で目を爛々とさせていた。
 
 そのLAギャラクシーが、ホームのスタブハブセンターへオーランド・シティFCを迎えた一戦には、2万4941人の観衆が集った。試合は都度リードを許す展開を強いられたLAギャラクシーだったが、“主役”イブラヒモビッチのハットトリックの活躍で逆転勝利する。しかしエキサイティングな試合内容よりも、ピッチ内外で感じた二極性に強く驚かされたのである。
 
 先ずはスタジアム演出だ。入場してくる選手たちは、レストランで飲食を楽しむファンの直ぐ横を通りピッチへと向かう。彼らの間にはアクリル板一枚すらなく同じ空気を吸える距離感、ファンは1メートル先にいる試合間際の選手を写真に収めることができるのだ。
 

1杯1700円のローカルクラフトビールを売る出店。日本では、ちょっと考えられない価格だ。写真:佐々木裕介

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 キックオフ前には著名歌手による合衆国国歌斉唱と無数の花火がスタジアムを煽れば、LAギャラクシーがゴールを決めると、スタジアムDJが得点者の名前を、ファンが苗字を掛け合い、そのやり取りには遊び心を忘れない。それら演出のどれもこれもがアメリカらしく、身近なJリーグとは異なる独特な雰囲気に一喜一憂した。
 
 初めてMLSを観戦したのが10年前、ニュージャージーのジャイアンツ・スタジアムだったのだが、“流石は世界一のエンターテイメント大国”と頷ける程にMLSは様変わりを見せていた。
 
 ただ喜ばしいものばかりではない。先ずは今回観戦に掛かった経費を記しておきたい。
 
チケット代:38ドル✕4枚(メインスタンド)
ビール代:11.50ドル✕4杯
ソフトドリンク代:6.50ドル✕4杯
ホットドッグ代:5ドル✕2個
ポップコーン代:5ドル✕1個
駐車場代:20ドル
総額:259ドル(約2万9100円)
 
 それは観戦にともなうコスト高である。スタジアムまでの移動費は別途、週末に家族でスタジアムへ行く度に3万円強の出費を続けられるのか自問自答してみたが、大好きなサッカー観戦とはいえ正直自信が持てなかった。
 
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