バルセロナは８月12日、セビージャとのスペイン・スーペルコパで２-１と勝利し、2018-19シーズン最初のタイトルを手に入れた。

　序盤に先制されたバルサだが、ジェラール・ピケのゴールで追いつくと、後半にウスマンヌ・デンベレが決勝点。例年と異なり、中立地モロッコでの一発勝負となった今年のスペイン・スーペルコパを制した。

　アンドレス・イニエスタがJリーグに向かい、キャプテンマークを引き継いだリオネル・メッシは、これがクラブ通算33個目のタイトル。バルサによると、イニエスタの32個を上回り、クラブ歴代トップの数字だ。ピケとセルヒオ・ブスケッツも、28個目のタイトルでイニエスタの記録まで「４」と迫った。

　デビューイヤーでリーガ・エスパニョーラ優勝を経験した2004‐05シーズンを皮切りに、数多くのトロフィーを手に入れてきたメッシについて、エルネスト・バルベルデ監督は、「ひとつのクラブでこれだけの記録にたどり着き、これだけのトロフィーを手にできるとしたら、それはメッシしかいない」と賛辞を寄せている。（『ESPN』より）

「素晴らしいよ。彼はクラブレコードにふさわしい。ここで終わることなく、彼がもっと勝利を積み重ねていけるように願っている」
 

　一方でバルベルデ監督は、決勝点を挙げたデンベレについても称賛。「素晴らしいクオリティーを持つバルセロナの選手だ」と、パリ・サンジェルマンからの関心が取りざたされ、移籍の噂も絶えないデンベレの残留を望むと述べた。

「周囲でいろいろあるのは知っている。だが、彼は素晴らしいゴールを決め、チームとうまくリンクした。試合が進むにつれて良くなったね。思っていた以上に引いてきた相手に対し、彼はスペースを作ってくれた。後半の彼は本当に良かったよ」

「デンベレは我々と一緒にいる。我々は彼にとても期待しているんだ」

　昨年の夏、ネイマール退団の穴埋めとして鳴り物入りでバルサに加入したデンベレは、メッシとともに今後もバルサでタイトルの数を増やしていけるのだろうか。