「長期契約は信頼の表われ」(クラブ首脳陣)
8月8日(現地時間)、チェルシーはアスレティック・ビルバオのスペイン代表GK、ケパ・アリサバラガを獲得したことを、公式サイト等で発表した。
同日、チェルシーはこれまでの正GK、ティボー・クルトワをレアル・マドリーへ売却することを発表したが、その前にケパとの交渉を進め、あとはメディカルチェックを残すのみとなっていたが、これをパス。ベルギー代表守護神の後釜確保に成功したのだった。
同日、チェルシーはこれまでの正GK、ティボー・クルトワをレアル・マドリーへ売却することを発表したが、その前にケパとの交渉を進め、あとはメディカルチェックを残すのみとなっていたが、これをパス。ベルギー代表守護神の後釜確保に成功したのだった。
契約期間は7年で、ビルバオが設定した契約解除金8000万ユーロ(約104億円)をチェルシーは支払うことになるという。そうなれば、今夏にローマからリバプールに新天地を求めたブラジル代表アリソンを抜いての、GKとしての史上最高額となる。
23歳のケパはクラブの公式サイトを通し、以下のようにチェルシー加入について喜びを語っている。
「自分のキャリアにとっても、人生にとっても、とても重要な決断だった。クラブがこれまでに勝ち取った全てのタイトル、所属する選手、街、そしてプレミアリーグと、全てが僕にとって魅力的だ。チェルシーが僕に信頼を寄せ、ここに導いてくれたことを感謝している」
2016-17シーズンにビルバオでトップチームデビューを果たし、2シーズンで公式戦54試合に出場(2部リーグ等のプレー数を含めると195試合)したケパは、各年代のスペイン代表にも名を連ね、17年にA代表デビュー。先のロシア・ワールドカップでも、最終メンバー入りを果たした。
スペインの逸材を手に入れたチェルシーのグラノフスカイア・ディレクターは、新たな守護神の能力を高く評価している。
「ケパは我々が長いあいだ、その力を認めていたタレントであり、彼の獲得に興奮している。彼はすでに素晴らしいクオリティーを示しており、今後、チェルシーが成功を収める上で重要な役割を担うだろう。彼との長期契約は、我々の彼への信頼の表われであり、シーズン開幕が非常に楽しみだ」
バスクで生まれ、バスクのクラブでキャリアを積んできたケパ。今年1月には、レアル・マドリーが獲得に乗り出すも移籍は成立しなかったが、ついに新たな地で新たな挑戦に臨むこととなった。
ウィリー・カバジェロ、ロブ・グリーンといったGKを擁するチェルシーだが、ケパがファーストチョイスでゴールマウスに立ち、今週末のプレミアリーグ開幕戦、ハダースフィールドとのアウェーマッチにさっそく出場すると予想するメディアもある。
チェルシーにとっては、長く続いたGK問題がシーズン開幕&移籍市場閉幕の直前でようやく片付いたことになるが、果たしてこの補強は吉と出るか!? 大いに注目される。