磐田vsG大阪は痛み分け…名波浩、宮本恒靖の両指揮官はこのドローをどう見たか?

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年08月01日

名波監督は「最後にぬるくなったところもあると思う」

名波監督(左)、宮本監督(右)ともに悔しさが残る試合になったようだ。(C)SOCCCER DIGEST

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[J1リーグ19節]磐田1-1G大阪/8月1日/ヤマハ
 
 磐田の名波浩監督とG大阪の宮本恒靖監督による日本代表OBの指揮官対決は、痛み分けに終わった。
 
 82分にG大阪のファン・ウィジョが先制点を奪い、終了間際の90+3分に磐田の大井健太郎が同点弾をねじ込んで1-1の引き分け。G大阪とすれば宮本体制初勝利を逃した悔しさが残り、一方の磐田も、16位を相手にホームで引き分けに持ち込むのが精一杯だったという厳しい現実が突き付けられた試合だった。
 
 この1-1のドローを両指揮官はどう見たのか。名波監督は「この酷暑のなかで両クラブの選手たちは一生懸命やっていた」と選手たちを称えつつ、次のように反省点を挙げた。
 
「終了10分、15分くらいからクオリティが落ちてきていましたし、先に点を取らなければならないところを、先に取られてもったいない試合だった。0-0かという空気が流れてしまったがために、最後にぬるくなったところもあると思うので、もう一度締めなおさなければいけない」
 
 終了間際の同点弾については、「中野のやつと川又のやつと終了間際に決定的なシーンがありましたが、結局シンプルに入れたクロスがビッグチャンスにつながったので、もう少し早く、(大久保)嘉人や山田がいる時からやらなければならなかった。川又の一番強いあのシチュエーションが我々のストロングだと、もう一度認識しなければならない」と、ゴールを喜ぶよりも、修正点について言葉を並べている。
 
 一方の宮本監督も、悔しさが口から漏れた。「前半はあまり流れが良くなかったですけど、後半は我々の時間が増えて、少しずつ相手を押し込んだ中で点を奪えたところまでは良かったですし、その後もしっかりとみんなが守る意識を持ってやっていました」と語った後に続けたのが、次の言葉だ。
 
「最後の残り時間の使い方が上手くいけばなというところでした」
 
 あと1分を守り切れれば、12節の仙台戦以来、約3か月ぶりの勝点3を手にできただけに、無念さは相当のものだろう。

 とはいえ、両指揮官は、あくまで前を見据えている。名波監督が「ホームで3ポイントを取れていないので、もう少し3ポイントへの執着心を持ってやっていかなければならない」と言えば、宮本監督は「選手は少し落ち込んでいるところはありますけど、下を向く必要はないですし、引き続き次の試合に向けてやっていくだけです」。すでに頭のなかは、次の試合に切り替わっているようだ。
 
 次節は8月5日。中3日で行なわれる20節で、磐田はホームに仙台を迎え、G大阪はアウェーの名古屋に乗り込む。この過密日程を両指揮官はどう乗り切るのか。采配に注目だ。

【磐田 1-1G大阪 PHOTO】大井の土壇場同点ゴールで磐田が引き分けに持ち込む!
 
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