ロシア・ワールドカップは、決勝でフランスがクロアチアを４-２で下し、自国開催の1998年大会以来２度目の世界制覇を果たしたが、優勝トロフィー授与の前に、個人賞等の発表、表彰が行なわれた。各賞の受賞者・チームは以下の通り。
 
◇ゴールデンボール（大会最優秀選手賞）
ルカ・モドリッチ（クロアチア）
 
◇ゴールデンブーツ（大会得点王）
ハリー・ケイン（イングランド）
 
◇ゴールデングローブ（最優秀GK賞）
ティボー・クルトワ（ベルギー）
 
◇ヤングプレーヤーアワード（最優秀若手選手賞）
キリアン・エムバペ（フランス）
 
◇フェアプレー賞
スペイン代表

 
　モドリッチはクロアチアの背番号10＆キャプテンとしてチームを牽引。中盤で驚異的な運動量を誇りながら、必殺のパスでチャンスを提供、そして自ら正確なシュートを相手ゴールに叩き込むなど、縦横無尽の活躍を見せた。与えたインパクトを考えれば、受賞に異論はないだろう。
 
　得点王は、イングランドのハリー・ケイン。チュニジアから２点、パナマにハットトリック、そして決勝トーナメント１回戦のコロンビア戦で１点を奪い、86年メキシコ大会のガリー・リネカー以来となるイングランド人としての得点王に輝いた。
 
　なお、今大会の得点ランキング（３得点まで掲載）は以下の通り。
 
６点　ハリー・ケイン（イングランド）　６点
４点　アントワーヌ・グリエーズマン（フランス）
４点　キリアン・エムバペ（フランス）
４点　ロメル・ルカク（ベルギー）
４点　デニス・チェリシェフ（ロシア）
４点　クリスチアーノ・ロナウド（ポルトガル）
３点　イバン・ペリシッチ（クロアチア）
３点　マリオ・マンジュキッチ（クロアチア）
３点　エデン・アザール（ベルギー）
３点　アルテム・ジューバ（ロシア）
３点　エディンソン・カバーニ（ウルグアイ）
３点　ジエゴ・コスタ（スペイン）
３点　ジェリー・ミナ（コロンビア）
 
　最後に最優秀GKはベルギーのティボー・クルトワ。日本も苦しめられた守護神は、大会を通して最多の26セーブを記録した。攻撃力が目立ったベルギーだが、それを支えたのは、このクルトワを含めた堅固な守備だったと言えよう。
 
　最後に最優秀若手選手には、これも当然の受賞というべき、フランスの驚異の19歳、キリアン・エムバペが選出。２ゴールを挙げたアルゼンチン戦での強烈なインパクトの他、凄まじいスピードとテクニックで、対戦相手をことごとく苦しめた。