「圭佑はW杯に愛された男」盟友・長友が本田を大絶賛!

カテゴリ:日本代表

白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト)

2018年06月25日

「オッサン連中は叩かれ続けていたんで」と苦笑い。

長友(左)は本田(右)の同点ゴールを誰よりも喜んだ。(C)Getty Images

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[ロシアW杯・グループH]日本2-2セネガル/6月24日/エカテリングルク
 
 窮地の日本代表を救ったのは“持ってる男”本田圭佑だった。
 
 コロンビア戦に続いてベンチスタートとなったが、1-2と勝ち越された直後の72分に香川真司との交代でトップ下へ。その3分後に岡崎慎司が投入されてからは、右サイドに陣取った。
 
 そして78分には、値千金の同点弾を叩き込む。大迫勇也が上げたクロスに岡崎が飛び込んで相手GKと交錯し、こぼれ球を乾貴士が中央に折り返す。再び岡崎がニアサイドで潰れ、ファーサイドで待っていた本田が左足で押し込んだのだ。
 
 この同点ゴールを誰よりも喜んだのが、長友佑都だ。本田や岡崎は2008年の北京オリンピック時代からの盟友で、同じオーバー30のベテランとして心にグッとくるものがあった。
 
「あのゴールは格別ですよ。オッサン連中はやっぱり叩かれ続けていたんでね(苦笑)。あれは岡崎が前で潰れてくれて、圭佑の足下にボールが届いた。ベテラン選手たちが得点してくれたのは、自分のことのように嬉しいですね」
 
 本田は2010年の南アフリカ大会、2014年のブラジル大会に続く、実に3大会連続のW杯でのゴール(しかも全4ゴールのうち今回を含めた3ゴールがアフリカ勢相手)。この日本人初の快挙を成し遂げた背番号4を、長友はこう評した。
 
「さすが持ってますよね。W杯に愛された男なんじゃないですか」
 
 本大会前のキャンプでは、「結局、圭佑にパフォーマンスを上げてもらわないと、このチームは勝てない。走って、もっとミスを減らして、そして得点に絡んでもらわないと」と語っていた長友だけに、あの“あえての苦言”が実を結んだかのような本田のゴールは、喜びもひとしおだったようだ。
 
取材・文:白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)

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