スペイン――完全に引いた相手に苦しみながらも。
[ロシアW杯グループB]イラン0-1スペイン/6月20日/カザン・アレーナ(カザン)
【スペイン|採点・寸評】
チーム 6.5
序盤からポゼッションを高め、完全に主導権を握った。低い位置にコンパクトな陣形を敷くイランを向こうに、フィールドプレーヤー全員が相手陣内に――ときにはアタッキングサードに――入ることもしばしば。6枚の最終ラインを敷いて完全に引く敵の守備網をなかなか崩せなかったが、54分にイニエスタの縦パスをボックス内で受けたジエゴ・コスタがターンして相手DFと交錯し、ボールがゴールに吸い込まれた。61分の失点は幸運にもオフサイドの判定となり、その後のイランの攻撃もしのいで初勝利を挙げた。
[GK]
1 ダビド・デ・ヘア 6.5
ミスのあった第1戦に続いてスタメン出場。ポルトガル戦とは異なり仕事自体が少なかったが、リードした後は出番が少し増え、落ち着いた対応を披露した。ただし、53分のアンサリファルドのサイドネットを外側から揺らした強烈なシュートには肝を冷やした。
[DF]
2 ダニエル・カルバハル 6
負傷から復帰して、今大会初先発。序盤は対峙するアンサリファルドに手を焼くシーンもあったが、徐々に落ち着き、正しい位置取りとシンプルなプレーでポゼッションに寄与。先制点の直前にはイスコに決定機をお膳立てした。
3 ジェラール・ピケ 6.5
空中戦では攻守に活躍。セットプレーやクロスを跳ね返し、みずからのヘディングでゴールにも迫った。60分のアイデアあるCKから最後はゴール前で詰めようとしたがかなわなかった。終盤に股を抜かれてクロスを許したが、幸運にも相手のヘディングはバーを越えていった。
15 セルヒオ・ラモス 7
ブスケッツとともに攻撃の開始点として、パスを供給しつづけ、遠目のFKでは直接ゴールを狙った。カウンターを受けた際には、冷静かつハードに対応し、エアバトルでも完勝。カバーリングもさすが。
18 ジョルディ・アルバ 6
チームが完全に支配するなか、左サイドの高い位置に陣取る時間が多かったが、ミスもあって攻撃面の存在感は小さかった。終盤にイランが攻勢をかけてくると、堅実なディフェンスでチームに貢献した。
【スペイン|採点・寸評】
チーム 6.5
序盤からポゼッションを高め、完全に主導権を握った。低い位置にコンパクトな陣形を敷くイランを向こうに、フィールドプレーヤー全員が相手陣内に――ときにはアタッキングサードに――入ることもしばしば。6枚の最終ラインを敷いて完全に引く敵の守備網をなかなか崩せなかったが、54分にイニエスタの縦パスをボックス内で受けたジエゴ・コスタがターンして相手DFと交錯し、ボールがゴールに吸い込まれた。61分の失点は幸運にもオフサイドの判定となり、その後のイランの攻撃もしのいで初勝利を挙げた。
[GK]
1 ダビド・デ・ヘア 6.5
ミスのあった第1戦に続いてスタメン出場。ポルトガル戦とは異なり仕事自体が少なかったが、リードした後は出番が少し増え、落ち着いた対応を披露した。ただし、53分のアンサリファルドのサイドネットを外側から揺らした強烈なシュートには肝を冷やした。
[DF]
2 ダニエル・カルバハル 6
負傷から復帰して、今大会初先発。序盤は対峙するアンサリファルドに手を焼くシーンもあったが、徐々に落ち着き、正しい位置取りとシンプルなプレーでポゼッションに寄与。先制点の直前にはイスコに決定機をお膳立てした。
3 ジェラール・ピケ 6.5
空中戦では攻守に活躍。セットプレーやクロスを跳ね返し、みずからのヘディングでゴールにも迫った。60分のアイデアあるCKから最後はゴール前で詰めようとしたがかなわなかった。終盤に股を抜かれてクロスを許したが、幸運にも相手のヘディングはバーを越えていった。
15 セルヒオ・ラモス 7
ブスケッツとともに攻撃の開始点として、パスを供給しつづけ、遠目のFKでは直接ゴールを狙った。カウンターを受けた際には、冷静かつハードに対応し、エアバトルでも完勝。カバーリングもさすが。
18 ジョルディ・アルバ 6
チームが完全に支配するなか、左サイドの高い位置に陣取る時間が多かったが、ミスもあって攻撃面の存在感は小さかった。終盤にイランが攻勢をかけてくると、堅実なディフェンスでチームに貢献した。
[MF]
5 セルヒオ・ブスケッツ 6.5
95%のパス成功率を叩き出したワールドクラスのピボーテ。後半の頭には鋭いミドルでゴールを狙ったが、相手GKのファインセーブに阻まれた。オフサイドで取り消された失点シーンは、マークがやや甘かったか。
6 アンドレス・イニエスタ 7(71分OUT)
老練ないなし、高いプレー精度、的確な選択。34歳にしていまだにベストプレーヤーのひとりであることを2試合連続で証明した。30分にはイスコと芸術的なワンツーを披露し、54分には巧みなドリブルとパスで先制点をお膳立て。よどみのないボール運びも。
11 ルーカス・バスケス 6(80分OUT)
先発した中では唯一、縦への突破が期待できる存在だったが、個人技よりも周囲との連携を重視。献身的なプレスやカバーリングは普段通りで、相手を苛立たせるキープも見せた。49分には味方のミドルのこぼれ球に反応したが、詰められず。
21 ダビド・シルバ 6.5
セットプレーで際どいシーンを演出するだけでなく、みずからも積極的にゴールを狙った。30分にはボックス内でバイシクル、前半ロスタイムには惜しいシュートを放ったが、相手のブロックに遭った。
22 イスコ 6.5
スタート位置は左ウイングながら、自由に動いてポゼッションの潤滑油に。ただし、長いドリブルで相手のファウルを誘った反面、強引な仕掛けやシュートも散見された。それを積極的と捉えるか、無謀と見なすかは意見が分かれるところか。
5 セルヒオ・ブスケッツ 6.5
95%のパス成功率を叩き出したワールドクラスのピボーテ。後半の頭には鋭いミドルでゴールを狙ったが、相手GKのファインセーブに阻まれた。オフサイドで取り消された失点シーンは、マークがやや甘かったか。
6 アンドレス・イニエスタ 7(71分OUT)
老練ないなし、高いプレー精度、的確な選択。34歳にしていまだにベストプレーヤーのひとりであることを2試合連続で証明した。30分にはイスコと芸術的なワンツーを披露し、54分には巧みなドリブルとパスで先制点をお膳立て。よどみのないボール運びも。
11 ルーカス・バスケス 6(80分OUT)
先発した中では唯一、縦への突破が期待できる存在だったが、個人技よりも周囲との連携を重視。献身的なプレスやカバーリングは普段通りで、相手を苛立たせるキープも見せた。49分には味方のミドルのこぼれ球に反応したが、詰められず。
21 ダビド・シルバ 6.5
セットプレーで際どいシーンを演出するだけでなく、みずからも積極的にゴールを狙った。30分にはボックス内でバイシクル、前半ロスタイムには惜しいシュートを放ったが、相手のブロックに遭った。
22 イスコ 6.5
スタート位置は左ウイングながら、自由に動いてポゼッションの潤滑油に。ただし、長いドリブルで相手のファウルを誘った反面、強引な仕掛けやシュートも散見された。それを積極的と捉えるか、無謀と見なすかは意見が分かれるところか。