[ロシアW杯グループH] 日本２－１コロンビア／６月19日／モルドビア・アレーナ（サランスク）
 
　読みが、当たった。
 
　もちろん、大迫勇也のシュートが外れることを期待していたわけではない。ただ、香川真司の頭の中には、なにか“ピン”とくるものがあったのだろう。
 
　開始３分、相手DFとの競り合いに勝った大迫が抜け出して、GKと１対１の状況になる。しかし、狙いすました大迫のシュートはGKがブロック。そのこぼれ球に素早く反応したのが、香川だった。
 
「直感じゃないですけど、GKが弾くんじゃないかと。本当に良いところにこぼれてきた」
 
　ルーズボールを拾った香川は、迷いなくダイレクトで左足を振り抜く。このシュートが、ペナルティエリア内にいたカルロス・サンチェスの手に当たり、ハンドの判定。C・サンチェスは一発レッドとなり、日本にPKが与えられると、これを香川がきっちりと決め、日本が先制に成功した。
 
「あれ（自身のシュート）で決めていればベストでしたけど、結果的に相手に退場者が出て、ペナルティも決められた。相手がひとり少なくなったのは大きかった」
 
　貴重な先制弾と数的優位を引き寄せたのは、香川の研ぎ澄まされた直感だった。
 
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【日本代表PHOTO】日本 ２-１ コロンビア｜大迫のヘディングシュートで勝ち越し！初戦を勝利で飾る！

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