2度に渡って観測された地震。
6月17日、メキシコはロシア・ワールドカップのグループステージ第1節で、大国ドイツを1-0で撃破する痛快な快勝劇を演じた。
ドイツを相手にW杯で初めて掴んだ勝利に、スタジアムに詰めかけた大観衆はもちろん、メキシコに留まったサポーターたちも、代表戦士たちの躍動に歓喜を爆発させた。そして、試合後にはある現象が話題となった。
なんと、メキシコで起こった地震などを感知するネットワーク『SIMMSA』が、メキシコの首都メキシコシティで、イルビン・ロサーノが決勝弾を決めた午前10時24分と、勝どきを上げた午後12時1分に、地震を観測したという。
同ネットワークは、「この地震は、ゴールに喜んで人々が跳びはねた際、人為的に発生した可能性がある」と言及している。
このメキシコで起きた国民の熱狂ぶりは、各国メディアでも大々的に取り上げられたわけだが、一連の報道は「デマ」だったようだ。
ドイツを相手にW杯で初めて掴んだ勝利に、スタジアムに詰めかけた大観衆はもちろん、メキシコに留まったサポーターたちも、代表戦士たちの躍動に歓喜を爆発させた。そして、試合後にはある現象が話題となった。
なんと、メキシコで起こった地震などを感知するネットワーク『SIMMSA』が、メキシコの首都メキシコシティで、イルビン・ロサーノが決勝弾を決めた午前10時24分と、勝どきを上げた午後12時1分に、地震を観測したという。
同ネットワークは、「この地震は、ゴールに喜んで人々が跳びはねた際、人為的に発生した可能性がある」と言及している。
このメキシコで起きた国民の熱狂ぶりは、各国メディアでも大々的に取り上げられたわけだが、一連の報道は「デマ」だったようだ。
米国のスポーツ専門メディア『ESPN』によれば、メキシコで地震について研究している『Servicio Sismológico Nacional (SSN)』の科学者ジョーリ・ペレス・カンポス氏は、「人々が一斉に跳ねたことで一時的な揺れはあったが、それは地震とは呼べないものだ」と、一連の報道を一蹴。さらに、次のように持論を展開した。
「基本的に『人工地震』というものは、核実験や爆破、さらには掘削の時などに使われる言葉で、人が地震を起こすことは可能だ。とはいえ、人々が歓声を上げて、飛び跳ねたぐらいで起こるものではない。(SIMMSAの報道は)大きな間違いだ」
地震を起こすほどではなかったにしろ、ドイツを破ったことで歓喜し、一時的な揺れを起こしたというメキシコ国民の熱狂ぶりが、文字通り地響きがするくらいの歓声だったことに違いはないはずだ。