宇佐美も「穴はない」と漏らすコロンビアの鉄壁CB。その攻略法は?

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年06月16日

「相手がミスだと気づく前のところを突く、そういうレベルの勝負になる」

コロンビアの守備について印象を語った宇佐美。本番で真価を発揮したい。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 19日の初戦のコロンビア戦に向けて調整を続ける日本代表だが、右サイドハーフでの起用が見込まれる宇佐美貴史が、相手ディフェンスへの印象、戦いのイメージなどを語った。
 
 宇佐美はコロンビアの守備陣の特徴を問われると、「高さもあるし、身体能力もある。クロスはピンポイントで合わせていくしかない。スピードや意外性で勝負していくことが重要になる」と語り、屈強なセンターバックに対して、スピードとアイデアでの勝負がカギを握るとした。
 
 さらに、コロンビアの守備のどこに穴があるかと問われた宇佐美は「(穴は)ないと思いますよ。穴があっても身体の無理が利く範囲でカバーしてきたりとか、裏を取られても無理やりにでも足を出してくる」と答え、さらに、「トッテナムの選手ですよね。チャンピオンズ・リーグでも何試合か見てます」と、コロンビアの守備の柱であるダビンソン・サンチェスを意識する。
 
 相手は、CLの舞台でもトップクラスのパフォーマンスを見せ続ける22歳の有望株。パワー、スピード、さらにはフィードの技術にも長け、攻守両面で日本の脅威となる存在だ。コンビを組む31歳のサパタもD・サンチェスと同じ187センチの長身で、長年セリエAで培った経験も冴えるセンターバックだ。
 
 こうした相手に対し、宇佐美はどんな攻略法をイメージするのか。
「相当能力が高い相手だし、だからこそ一瞬の隙というか、相手がミスだと気づく前のところを突く、そういうレベルの勝負になってくると思う」
 
 盤石を誇る相手に生じたほんのわずかな隙や緩みを見逃さずに突いていけるか。チャンスは、それほど多くはやってこないだろう。宇佐美に求められるのはやはりフィニッシュやクロスの精度となるはずだ。
 
「求められるものはずっと変わっていないと思う。スタートからでも途中からでも、攻撃にどう絡んでいくか。フィニッシュの流れをどう作り、それをどれだけ強烈に出せるか。1、2試合目はまだ出し切れていない部分もあったので」
 
 西野ジャパンとなってからの試合では、いまだ本領を発揮しているとは言い難い。出場の機会が訪れれば、強力なコロンビア守備陣に対して、宇佐美の真価が問われる一戦となりそうだ。
 
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