大会を成功させるためにも開催国の躍進は欠かせないが…
ロシア・ワールドカップ グループA・第1節
ロシア-サウジアラビア
6月14日(木)18:00(日本時間24:00)キックオフ/ルジニキ(モスクワ)
【完全網羅】 顔写真&寸評付き! ロシアW杯出場32か国の最終エントリー23人「選手名鑑」
[注目ポイント]
●FIFAランクが出場32か国中、最下位とブービーの対決。
●ホスト国のアドバンテージを活かせるか(ロシア)
●4-2-3-1の新システムは機能するか(ロシア)
●クリエーティブなジャゴエフとゴロビンのコンビ(ロシア)
●注目は2列目のリーガ・トリオ(サウジアラビア)
ロシア-サウジアラビア
6月14日(木)18:00(日本時間24:00)キックオフ/ルジニキ(モスクワ)
【完全網羅】 顔写真&寸評付き! ロシアW杯出場32か国の最終エントリー23人「選手名鑑」
[注目ポイント]
●FIFAランクが出場32か国中、最下位とブービーの対決。
●ホスト国のアドバンテージを活かせるか(ロシア)
●4-2-3-1の新システムは機能するか(ロシア)
●クリエーティブなジャゴエフとゴロビンのコンビ(ロシア)
●注目は2列目のリーガ・トリオ(サウジアラビア)
いよいよ開幕を迎える2018FIFAワールドカップ・ロシア大会。開幕カードは開催国のロシアとアジアの雄サウジアラビアの一戦だ。
両国とも開幕前のテストマッチで思うような結果が残せず、FIFAランクはロシアが70位、サウジアラビアが67位。出場32か国の中で最下位とブービーの対決となった。おそらく、ホームアドバンテージがあるロシアが主導権を握る試合展開になるだろう。
ロシアは、昨年から固定していた3-5-2のシステムを直前のテストマッチ2試合で4-2-3-1に変更。それに伴い、アンカーのレギュラーだったデニス・グルシャコフをエントリーメンバーから外すなど、大会直前で荒療治を施した。ぶっつけ本番に近いこの大博打が功を奏すのかが大きなカギだ。
注目は2列目のアラン・ジャゴエフとアレクサンドル・ゴロビンのコンビ。試合には敗れたものの、3月のフランス戦、ブラジル戦ではクリエーティブなプレーであわやのシーンを何度も作り出した。
機動力に優れるCFのヒョードル・スモロフは、横への動きに弱いサウジアラビアのCBコンビ、オマル・ハウサウィ、オサマ・ハウサウィとのマッチアップで分がありそうなだけに、2列目からいかにボールを供給できるかがポイントになりそうだ。
一方、ディフェンス面には不安が残る。怪我人が続出した最終ラインには重鎮セルゲイ・イグナシェビッチが2年ぶりに復帰。リーダーシップには期待が持てるが、まだ2試合しか実戦で試せておらず、コンビネーション面は大きな課題だ。ここにサウジアラビア攻撃陣が付け入る隙がありそうだ。
サウジアラビアの2列目には、サレム・アル・ドサリ(ビジャレアル)、ヤヒア・アル・シェハリ(レガネス)、ファハド・アル・ムワッラド(レバンテ)と、リーガ・エスパニョーラでプレーする快足トリオが揃う。
いずれもスピードに乗った仕掛けを武器とするだけに、盤石とは言えないロシアの最終ラインは大いに手を焼くだろう。
両国とも2列目にキーマンを置くだけに、その出来が勝敗の行方を大きく左右しそうだ。
決して前評判は高くないが、短期決戦では初戦の勝利で一気に波に乗るケースが多分にある。それだけに一戦必勝の白熱のバトルが展開されることは間違いない。