岩本輝雄が独自の視点でセレクト! ロシアW杯で注目必至のスター20人

カテゴリ:ワールド

岩本輝雄

2018年06月14日

C・ロナウドはFWとしてさらに本格化してきたね

C・ロナウドのクロスに合わせる技術は、もはや芸術の域。(C)Getty Images

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S・ラモスは一言で言えば“炎”。クリーンかつテクニカルなチャージは必見。(C)Getty Images

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 ついに開幕するロシア・ワールドカップ。本企画では、元日本代表10番の岩本輝雄氏が、注目必至のスター20人の一押しポイントと見どころを紹介する。
 
【STAR FILE-01】
ルイス・スアレス
(ウルグアイ代表/バルセロナ/FW)
 
▼スペースを作り出す妙を得た駆け引き
 
最終ラインとの駆け引きが見事。あえてオフサイドの位置にいることで相手のDFを下げさせて、自分がシュートを打つスペースを作る。球際でも、わざと身体をぶつけさせて巧みに反転する。まさに“狡猾”なストライカーだ。
 
【STAR FILE-02】
モハメド・サラー
(エジプト代表/リバプール/FW)
 
▼ふらっと入ってくる位置取りが実に効果的
 
主戦場の右サイドから中央にふらっと入ってくるポジショニングが、実に効果的。中途半端に見えるかもしれないけど、カウンターを加速させる抜群の位置取りだ。カットインからの多彩なシュートパターンも、一見の価値あり。
 
【STAR FILE-03】
クリスチアーノ・ロナウド
(ポルトガル代表/R・マドリー/FW)
 
▼クロスに合わせる技術がアーティスティック!
 
ここ数年で2トップが定位置になっているけど、よりゴールに近いエリアにいることで、FWとしてさらに本格化してきた印象だ。左右両足の強烈なシュートやヘッドの強さはもちろん、クロスに合わせる技術はもはや芸術の域。
 
【STAR FILE-04】
セルヒオ・ラモス
(スペイン代表/R・マドリー/DF)
 
▼猛烈なチャージはクリーン&テクニカル
 
一言で言うと“炎”。燃えるような闘争心で1対1に挑み、全身全霊を尽くして敵の侵入をストップする。ハードに見えるチャージも、クリーンかつテクニカル。後方からドリブルで持ち運んで、ビルドアップでの貢献度も高い。
 
【STAR FILE-05】
キリアン・エムバペ
(フランス代表/パリSG/FW)
 
▼独特なリズムを奏でるハイスペックな攻撃手
 
独特のリズムでDFを手玉にとり、局面をことごとく打開してみせる。キープできるし、パスセンスも秀逸。ゲームを作り、ビッグチャンスを演出して、自らフィニッシャーにもなる。誰もが認めるハイスペックなアタッカーだね。
 

今大会のアルゼンチンも、戦術は「メッシ、頼む」になりそうだね。(C)Getty Images

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誰もが認めるハイスペックなアタッカー、エムバペ。末恐ろしい19歳だよ。(C)Getty Images

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【STAR FILE-06】
クリスティアン・エリクセン
(デンマーク代表/トッテナム/MF)
 
▼激しさと柔軟性を兼備。今大会で大ブレイクか
 
激しいプレーだけでなく、柔軟なテクニックでも見せ場を作る。若い頃から注目されてきた逸材で、個人的には今回のW杯で大ブレイクするのではないかと予想している。デンマークの命運を握るキーマンであるのは間違いない。
 
【STAR FILE-07】
リオネル・メッシ
(アルゼンチン代表/バルセロナ/FW)
 
▼マイボールにすれば“違い”を作るクラック
 
今大会のアルゼンチンも、みんなで守って、「メッシ、頼む」になるはず。この希代のクラックがボールを保持すれば“違い”を作れるのは当然の話。焦点は、どれだけそういうシチュエーションをチームとして作り出せるかだ。
 
【STAR FILE-08】
ルカ・モドリッチ
(クロアチア代表/R・マドリー/MF)
 
▼40メートルぐらい飛ばすアウトサイドのパス
 
世界最高峰のMFであることに異論はないはず。非凡な技術、活発な動き、卓越したプレービジョンと欠点を見つけるのが難しいけど、特筆すべきはアウトサイドのパス。ワンステップで40メートルぐらい飛ばすから、ぜひ見てほしい。
 
【STAR FILE-09】
ギルフィ・シグルドソン
(アイスランド代表/エバートン/MF)
 
▼器用にボールを扱って決定的チャンスを演出
 
大柄な体躯の持ち主だけど、非常に器用。狭いエリアでも正確にボールをコントロールして、優れた判断力でチームメイトを走らせるパスを供給。決定機に直結するアタッキングサードでの仕事ぶりには、目を見張るものがある。
 
【STAR FILE-10】
ジョン・オビ・ミケル
(ナイジェリア代表/天津泰達/MF)
 
▼危険察知能力に優れる頼れるレギュレーター
 
豊富な経験でチームを束ねるキャプテン。2列目から前に出て攻撃に厚みをもたらし、ひとつ下がって組み立てもこなしてみせる。中盤の頼れるレギュレーター(調整役)は危ない場面を未然に鎮圧する潰し役としても機能する。

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