「“止めて・蹴る”というシンプルなことをしたい」
[ルヴァンカップ・プレーオフステージ第2戦]浦和2-1甲府/6月9日/埼玉
6月9日、ルヴァンカップのプレーオフステージ・第2戦で甲府と対戦した浦和は2-1で競り勝ったが、第1戦での敗戦(0-2)が響き、ベスト8進出を逃した(2戦合計スコアは2-3)。
試合は19分と24分の興梠慎三のゴールでリードを得たが、一瞬の隙を突かれて27分に失点。勝ち上がりにはさらに2点が必要な状況に追い込まれ、その後の反撃も実らなかった。
後半頭から登場した柏木陽介も「失点が痛かった。個人的には自分が出てから少しは流れが変わったと思っている人はいるかもしれないけど、それでは意味がない。やっぱりゴールに絡むのが自分の仕事。それができなかった」と唇を噛む。
J2の甲府に敗れるショッキングな結果を受け、柏木はチームの課題も口にした。
「ここ3試合はなかなか上手くいかない試合が続いたが、そこを乗り越えないといけないと思う。実際、イージーなミスが多い。『なんで甲府のほうが落ち着いてプレーしているの?』と感じた場面もあった。簡単に“止めて・蹴る”というシンプルなことをしたい。ワンタッチでやらなくちゃいけないという意識が強すぎるのか、ミシャ(2017年夏まで浦和を率いたペトロヴィッチ監督)の時はそれでつながっていたが……。
ボールを持ち出さなくても良い。止めれば相手が寄って来るから、そこを外す。皆、一生懸命なのは伝わるし、それは大事だけど、冷静にプレーすることも必要だと思う」
6月9日、ルヴァンカップのプレーオフステージ・第2戦で甲府と対戦した浦和は2-1で競り勝ったが、第1戦での敗戦(0-2)が響き、ベスト8進出を逃した(2戦合計スコアは2-3)。
試合は19分と24分の興梠慎三のゴールでリードを得たが、一瞬の隙を突かれて27分に失点。勝ち上がりにはさらに2点が必要な状況に追い込まれ、その後の反撃も実らなかった。
後半頭から登場した柏木陽介も「失点が痛かった。個人的には自分が出てから少しは流れが変わったと思っている人はいるかもしれないけど、それでは意味がない。やっぱりゴールに絡むのが自分の仕事。それができなかった」と唇を噛む。
J2の甲府に敗れるショッキングな結果を受け、柏木はチームの課題も口にした。
「ここ3試合はなかなか上手くいかない試合が続いたが、そこを乗り越えないといけないと思う。実際、イージーなミスが多い。『なんで甲府のほうが落ち着いてプレーしているの?』と感じた場面もあった。簡単に“止めて・蹴る”というシンプルなことをしたい。ワンタッチでやらなくちゃいけないという意識が強すぎるのか、ミシャ(2017年夏まで浦和を率いたペトロヴィッチ監督)の時はそれでつながっていたが……。
ボールを持ち出さなくても良い。止めれば相手が寄って来るから、そこを外す。皆、一生懸命なのは伝わるし、それは大事だけど、冷静にプレーすることも必要だと思う」
また具体的な改善点も挙げる。
「シンプルな出し入れが足りない。危ないバックパスになった時にCBが蹴るだろうなという場面でうちは裏に誰も走っていない状況も多い。今日は(興梠)慎三が狙ってくれて点につながったが、慎三ひとりでは無理。それに反応できる選手が必要。4-4-2のフォーメーションのなかで4枚のサイドの選手がしっかり守備をしながら前に出て行ったり、中に入ったり、賢いプレーをする必要もある。もっと本能的にやっても良いと思う。
自分が入った時は皆が裏を狙ってくれるけど、段差を作ることでワンツーだったり、誰かに当ててその連係から裏を取るだとか、出して出て行く動きを増やす必要もある。足もとと裏の使い方。一人ひとりがそれぞれの動きを見ながらプレーするのが大事なのかなと。ミシャの時はある程度ここに誰かがいるというサッカーをやっていたが、今はそうじゃない。一人ひとりが考える必要がある。
あとは切り替えの部分。皆で守備をして攻撃をしていかないと強くならない。甲府は皆で守備をして攻撃をしていた。僕らはそこを越えなくてはいけなかった」
今後は中断期間に入るため、チームは約1週間のオフを取り、6月27日から7月4日までは静岡でトレーニングキャンプを行なう。
「監督がどう考えているかを意識しながらオフ明けの練習に入らなくちゃいけない。俺らは信じてついて行く。泥臭い形が増えるかもしれないが、勝っていかなくてはいけない」
柏木の強い覚悟が4月に発足したオズワルド・オリヴェイラ体制を後押しするのか注目だ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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「シンプルな出し入れが足りない。危ないバックパスになった時にCBが蹴るだろうなという場面でうちは裏に誰も走っていない状況も多い。今日は(興梠)慎三が狙ってくれて点につながったが、慎三ひとりでは無理。それに反応できる選手が必要。4-4-2のフォーメーションのなかで4枚のサイドの選手がしっかり守備をしながら前に出て行ったり、中に入ったり、賢いプレーをする必要もある。もっと本能的にやっても良いと思う。
自分が入った時は皆が裏を狙ってくれるけど、段差を作ることでワンツーだったり、誰かに当ててその連係から裏を取るだとか、出して出て行く動きを増やす必要もある。足もとと裏の使い方。一人ひとりがそれぞれの動きを見ながらプレーするのが大事なのかなと。ミシャの時はある程度ここに誰かがいるというサッカーをやっていたが、今はそうじゃない。一人ひとりが考える必要がある。
あとは切り替えの部分。皆で守備をして攻撃をしていかないと強くならない。甲府は皆で守備をして攻撃をしていた。僕らはそこを越えなくてはいけなかった」
今後は中断期間に入るため、チームは約1週間のオフを取り、6月27日から7月4日までは静岡でトレーニングキャンプを行なう。
「監督がどう考えているかを意識しながらオフ明けの練習に入らなくちゃいけない。俺らは信じてついて行く。泥臭い形が増えるかもしれないが、勝っていかなくてはいけない」
柏木の強い覚悟が4月に発足したオズワルド・オリヴェイラ体制を後押しするのか注目だ。
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