左足一閃! メッシが堅守を打ち砕き、アルゼンチンが16強へ
【サッカーダイジェスト特派のポイントレビュー】
アディショナルタイムに入った91分、メッシが値千金の決勝ゴールを叩き込み、アルゼンチンがイランを下した。
序盤から全員が自陣まで引き、機を見てカウンターを繰り出すイランに対し、アルゼンチンは左右から揺さぶりをかけるも、なかなか決定打を見出せない。後半に入ってもイランの堅守を崩せずに時間だけが経過し、このままスコアレスドローか――。そう思われたその瞬間だ。
ボールを持ったメッシが右45度から左足を振り抜く。きれいな弧を描いたシュートが、鮮やかに左のサイドネットを揺らす。90分間、どうしても崩せなかったイランの堅守を、ついにエースの左足が打ち破った。
単純に戦力で劣るイランは、守備的な戦術を採用しながら数少ないチャンスでゴールを狙ったが、あと一歩及ばず。最後の最後で、メッシという強烈な“個”が、イランの“組織”を上回った。
苦しみながらもイランを退けたアルゼンチンは、これで2連勝。ベスト16進出を決めた。
取材・文:大木勇(週刊サッカーダイジェスト)
アディショナルタイムに入った91分、メッシが値千金の決勝ゴールを叩き込み、アルゼンチンがイランを下した。
序盤から全員が自陣まで引き、機を見てカウンターを繰り出すイランに対し、アルゼンチンは左右から揺さぶりをかけるも、なかなか決定打を見出せない。後半に入ってもイランの堅守を崩せずに時間だけが経過し、このままスコアレスドローか――。そう思われたその瞬間だ。
ボールを持ったメッシが右45度から左足を振り抜く。きれいな弧を描いたシュートが、鮮やかに左のサイドネットを揺らす。90分間、どうしても崩せなかったイランの堅守を、ついにエースの左足が打ち破った。
単純に戦力で劣るイランは、守備的な戦術を採用しながら数少ないチャンスでゴールを狙ったが、あと一歩及ばず。最後の最後で、メッシという強烈な“個”が、イランの“組織”を上回った。
苦しみながらもイランを退けたアルゼンチンは、これで2連勝。ベスト16進出を決めた。
取材・文:大木勇(週刊サッカーダイジェスト)