開幕まで約１週間となったロシア・ワールドカップ（W杯）。４年に一度の祭典で笑うことができるのはどの国か、世界中でさまざまな予想が繰り広げられている。

　そこにマンチェスター・ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督も参戦した。ロシアメディア『RT』のインタビューでグループリーグを突破する16チームと、決勝トーナメント１回戦の組み合わせを予想している。

　モウリーニョ監督は、「感情的にはなりたくないけど、ならなければいけない」とコメント。「私の選手たちには勝ってほしいが、彼らがバカンスに行くことも望んでいる。だから難しいよ」と、ユナイテッドの愛弟子たちの勝利を望みつつ、来シーズンに備えて休養も取ってほしいと複雑な心境を明かした。
 

　そのうえでモウリーニョ監督は予想を開始。グループAは１位にウルグアイ、２位に開催国のロシアを選んだ。グループBは、優勝候補の一角にも挙げられるスペインが首位通過。２位には母国ポルトガルを予想している。

　グループCでは、首位フランスの次に「サプライズ」でオーストラリアが２位通過すると予想。グループDは１位がアルゼンチンで、２位はクロアチアではなくナイジェリアとした。また、王国ブラジルが首位で通過するとしたグループEでは、スイスを２位にチョイス。ユナイテッド所属のネマニャ・マティッチにはバカンスが必要とし、セルビアをグループリーグ敗退とした。

　グループFは王者ドイツが順当に首位で通過し、メキシコがそれに続くと予想。グループGでは、「カモン、イングランド！」と“スリーライオンズ”にエールを送り、２位にはベルギーを選んだ。

　そして日本のいるグループHについて、モウリーニョ監督は「拮抗している」とコメント。そのうえでセネガルを首位通過とし、２位にはポーランドが入ると予想した。残念ながら、日本はグループリーグで敗退すると考えられているようだ。

　予想が的中すれば、ベスト16の顔ぶれと決勝トーナメント１回戦の組み合わせは、以下のようになる。いくつ当たるか、注目したいところだ。


＜モウリーニョ監督が予想するベスト16の組み合わせ＞

ウルグアイ（A組１位）‐ポルトガル（B組２位）
フランス（C組１位）‐ナイジェリア（D組２位）

ブラジル（E組１位）‐メキシコ（F組２位）
イングランド（G組１位）‐ポーランド（H組２位）

スペイン（B組１位）‐ロシア（A組２位）
アルゼンチン（D組１位）‐オーストラリア（C組２位）

ドイツ（F組１位）‐スイス（E組２位）
セネガル（H組１位）‐ベルギー（G組２位）