【日本代表】強面だけど根は真面目!下剋上を狙う植田直通が胸に秘めた金言は…

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年06月02日

レバンドフスキの名前を挙げ、「ぜひ対戦してみたい」と意気込んだ

位置付けはベンチだが、植田は虎視眈々とチャンスを狙う。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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「海外のサッカーはあまり見ないので、詳しくないですよ」
 
 日頃からこう公言してはばからない鹿島の植田直通が「レバンドフスキ」の名を挙げて目をギラつかせた。
 
「知らない人がいないくらい有名な選手だし、ぜひ対戦してみたい。僕にとって気になるFWのひとりです」
 
 改めて説明するまでもないだろう。レバンドフスキとは、ロシア・ワールドカップのグループリーグ第3戦で、日本がぶつかるポーランドのエースストライカーだ。所属先のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)で、途中出場から瞬く間に5ゴールし、世界中を驚かせたのは記憶に新しい。現在29歳。キャリアの全盛期を迎えているといっても過言ではない。
 
「自分のよさは人に対する強さ、激しさ。そこを代表チームでも評価してもらっていると思うので、試合に出たら熱いプレーを見せたいです」
 
 立ちはだかる相手が強ければ強ほど、闘争心をむき出しにする植田だが、早くもレバンドフスキにロックオンだ。世界的なFWと対峙する日を心待ちにしている。
 
「代表メンバーの23名のなかに選ばれて、ひと安心というか、嬉しかった。でも、試合に出て勝利に貢献してこそだと思っているので、そこを目指して日々のトレーニングに打ち込みたい。ロシアにただ行って帰ってくるつもりはない。選手だったら、みんな同じ気持ちでしょうけど」
 
 口調は実に穏やかながら、ワールドカップのピッチに立ちたいという強烈な思いがひしひしと伝わってくる。
 
 大津高校(熊本)時代の恩師である平岡和徳監督から「世界を目指せよ」と、ずっといわれてきた。その言葉を胸に、ひたむきに、ガムシャラに突っ走ってきた。
 
「高校時代が僕のサッカー人生の原点。今の自分があるのは平岡監督のおかげ。サッカーはもちろん、サッカー以外のこともたくさん教わりましたからね」
 
 FWからCBにコンバートされたのも高校時代だった。ポジションに対するこだわりをそれほど強く持っていなかった植田は心機一転、新たなポジションにチャレンジし続けた。そして、大輪の花を咲かせる。
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