「日本は最弱国のひとつ」「ハリル追放で危機に」欧州2大専門誌が西野ジャパンを酷評!

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年05月31日

3バックにトライするも失点を重ねた日本。

ガーナ戦は0-2の完敗。試合後の選手たちの表情も冴えない。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 5月30日に行なわれたガーナ戦で0-2の完封負けを喫した日本代表。4月12日に就任した西野朗監督は初陣を飾れず、新たに導入した守備的な3バックも空回りに終わった。低調なチームパフォーマンスを受けて、海外メディアも手厳しい評価を下している。

 なかでも辛辣だったのがフランスのサッカー専門誌『France Football』だ。欧州でも指折りの老舗は、「日本代表は水曜日にガーナと対戦して0-2の敗戦。ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督の追放が悪い結果を招いた」と断じ、さらに以下のように続けた。

「今回のワールドカップに出場する国の中でもっとも弱いチームのひとつに挙げられる日本は、本大会開幕まで15日という段階にあって危機に瀕している。ガーナに敗れたことで4試合勝利なしという状況なのだ」

 さらに英サッカー専門誌『Four Four Two』も日本代表へのインプレッションを明示。「ワールドカップ壮行試合で、ホスト国が過ちの代償を支払う」という見出しを打った記事を紹介している。

 5月21日から始まった直前合宿で3バックを取り入れた日本。ガーナ戦では、主将の長谷部誠を中央に据え、両脇を吉田麻也と槙野智章で固めさせた。さらに原口元気を右ウイングバックで起用し、本田圭佑と宇佐美貴史の2シャドーに大迫勇也を1トップに据える3-4-2-1で臨んだ。
 

 試合後、西野監督は「時間とともに機能しているところもありました。選手を入れ替えながら、コンビネーションも確認しながらでしたけど、決定機も何本かありました」と手応えも口にしたが、『Four Four Two』誌は「日本は想定通りには行っていなかった」と論じ、次のように分析している。

「このガーナ戦は日本にとって、ワールドカップ本大会のグループリーグ、セネガル戦への準備と位置付けられた試合だ。しかし、6月19日のコロンビア戦から始まる戦いを前に、日本はホーム最終戦でまたしても失点癖が出た。監督のアキラ・ニシノに懸念材料を与えたのである。ブラックスターズ(ガーナの愛称)はリードを守ることにさほど苦労はしなかった。日本は続くスイスとパラグアイを相手にしたテストマッチで、チームを改善させるしかない」

 初陣で少なくない課題を露呈し、サポーターの不安を煽る結果となった西野ジャパン。はたして本番までに浮上のきっかけを掴めるのか。まずは本日16時から行なわれる運命のメンバー発表を待ちたい。
 
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