柴崎岳が明かした攻撃の課題。14本のシュートを放ちながら無得点に終わった理由は…

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年05月31日

柴崎が指摘する問題点は崩し方のバリエーション

59分からピッチに登場した柴崎は直後に強烈なミドルを放つなど、個人としては上々出来を見せた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[キリンチャレンジカップ2018]日本 0-2 ガーナ/5月30日/日産スタジアム

 5月30日、西野朗監督の初陣となったキリンチャレンジカップのガーナ戦。ワールドカップ開幕前最後の国内戦とあって多くのサポーターが日産スタジアムに駆け付けたが、日本代表は0-2の敗戦を喫した。
 
 日本は直前の合宿から模索していた新システム3‐4‐2‐1に加え、後半途中からは3‐4‐1‐2や4‐4‐2を試しながらバイタルエリアに度々侵入。ゴール前に迫る回数も多く、相手の8本を大きく上回る14本のシュートを放った。しかし、決定機は数える程度。最後の局面ををこじ開けられず、ロシア・ワールドカップに向けて大きな課題を残した。
 
 ガーナ戦で露呈した問題に関し、59分からピッチに立った柴崎岳が試合後に言及。「シュートが多いというのはその通りだと思います。ただ、効果的な崩しからのシュートではなかった部分もある。そこを決定機にもっと近づけるか、良い状態からシュートを決められるか(だと思う)」と反省の弁を口にし、シュート数とゴール数が比例しなかった要因として崩し方の問題を指摘した。

「クロスの位置が良かった時や、ワイドの選手がファーに入ってきて打つか折り返した時は良い崩しが出来ている」と柴崎が語るように良い状態でセンタリング入った場合や、逆サイドの選手がゴール前に入り込んでいる時に相手を慌てさせた。ただ、その絶対数は足りていない。クロスを放り込むだけの単調なアタックも少なくはなかった。
 では、相手をヒヤリとさせるような攻撃を増やすためには何が必要なのか。柴崎はクロスの入れ方を工夫すべきだという。
 
「もうちょっとクロスをゴールに近い位置から上げるか、アーリークロスで相手の(GKとDFの)間に(ボールを)落としたほうがいい」
 
 後半開始早々に武藤嘉紀が放った惜しいヘディングシュートも、右サイドにポジションを取った山口蛍のアーリークロスから生まれている。
 
「フィニッシュに課題がありましたが、その前段階までは上手くいっていた」と柴崎の言葉通り、アタッキングサードまではボールを運べていた。あとはいかにゴールを奪うか。残された時間は少ないが、柴崎は課題修正のために全身全霊を尽くす。

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