ベンチに追いやられた鬱憤を晴らすかのようなゴール。
レアル・マドリーに前人未到のチャンピオンズ・リーグ(CL)3連覇の偉業をもたらしたのは、途中出場の韋駄天だった。
現地時間5月26日、ウクライナのキエフで行なわれたリバプールとのCL決勝で先発出場の機会を逃したガレス・ベイル。61分にピッチに送り出されてからは、その鬱憤を晴らすかのように見事なパフォーマンスを披露した。
1-1で迎えた、投入間もない64分、マルセロのクロスに合わせて鮮やかなオーバーヘッドを突き刺すと、83分にも左サイドからカットインし、距離のある位置から思い切って左足を一閃! 相手GKロリス・カリウスが正面のシュートを後ろに逸らすという凡ミスはあったが、リバプールの心を挫く一撃を決めてみせた。
自身4度目となる大舞台でヒーローとなったベイルに、世界各国のメディアも驚嘆している。
現地時間5月26日、ウクライナのキエフで行なわれたリバプールとのCL決勝で先発出場の機会を逃したガレス・ベイル。61分にピッチに送り出されてからは、その鬱憤を晴らすかのように見事なパフォーマンスを披露した。
1-1で迎えた、投入間もない64分、マルセロのクロスに合わせて鮮やかなオーバーヘッドを突き刺すと、83分にも左サイドからカットインし、距離のある位置から思い切って左足を一閃! 相手GKロリス・カリウスが正面のシュートを後ろに逸らすという凡ミスはあったが、リバプールの心を挫く一撃を決めてみせた。
自身4度目となる大舞台でヒーローとなったベイルに、世界各国のメディアも驚嘆している。
英国国営放送『BBC』は、貴重な勝ち越しゴールとなったオーバーヘッド弾を、「この試合の勝者であり、天才的な一撃だった」と絶賛。さらに英紙『Daily Mail』も、「高水準のゴールだった。ベイルはセンセーショナルかつアクロバチックなスタイルで、立ち往生するカリウスを打ち負かした」と評した。
さらにフランスの全国紙『L'Équipe』は、「CL史上最も美しい伝説的なゴールだ」とベイルを褒めちぎっている。そして、米国のスポーツ専門メディア『ESPN』は、試合後の不満げなベイルのコメントを引用し、「今夏は移籍の噂が絶えることがない」としつつも、この決戦における特大の活躍ぶりに賛辞を贈った。
「まさに“スーパーサブ”と言う他にない。ジダン監督によってベンチに追いやられたことで、マドリーにおける未来は不透明だが、このリバプール戦でのベイルのプレーは、彼を疑う人々へのアンチーゼであり、いまだ国際的にトップクラスであるということを十分に証明するものだった。ベイルは主役候補だったC・ロナウドの影を薄くし、キエフに集まったリバプール・ファンを黙らせた」