[Ｊ１リーグ15節]名古屋２－３柏／５月20日／豊田ス
 
　Ｊ１リーグ15節の名古屋対柏が20日、豊田スタジアムで行なわれ、３－２で柏が勝利した。13日に下平隆宏監督を解任し、新たに加藤望新監督が就任した柏は、新体制初勝利。リーグ戦の連敗を２で止めた。一方の名古屋は前節の長崎戦に続く連敗で、チームの未勝利は13試合に伸びた。
 
　柏の先制点が生まれたのは、16分のことだ。高い位置でボールを奪って右サイドに侵入した小泉慶が、マイナスのクロスを供給。伊東純也が合わせたシュートはＤＦに弾かれたが、こぼれ球を江坂任がダイレクトで合わせてゴールに蹴り込んだ。
 
　名古屋は34分にセットプレーから和泉竜司が豪快にボレーを蹴り込むも、微妙な判定でオフサイドを取られてノーゴールに。しかし、41分に玉田圭司が左サイドを突破し、最後はジョーが詰めて同点弾を流し込んだ。
 
　１－１で折り返した後半は、柏がセットプレーから追加点を叩き込む。47分、クリスティアーノのＣＫを中山が相手のマークを外してヘッドで合わせ、名古屋を突き放した。
 
　柏はさらに56分、高い位置からのプレスで相手ＤＦのミスを誘い、ルーズボールを拾った江坂がＧＫと１対１に。これを冷静に左足で流し込み、リードを２点に広げる。

　その後、名古屋のジョー、ガブリエル・シャビエル、玉田圭司の連係で１点を返されたものの、３点目は許さずに試合は終了。柏が３－２で勝ち切った。
 
　この結果、勝点３を加えた柏は暫定８位に浮上。最下位の名古屋は、早くも今季10敗目を喫している。

【名古屋 ２-３ 柏 PHOTO】柏が新監督の初陣で勝ち点3！名古屋は13戦勝利無し