アザール弾でチェルシーが6季ぶり8度目のFA杯制覇! マンUは無冠でシーズン終了…

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年05月20日

アザールのPK弾を守り切ったチェルシー。

我慢強い戦いでマンUとの熾烈なバトルを制したチェルシーの面々。 (C) Getty Images

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 現地時間5月19日、ロンドンのウェンブリー・スタジアムでFAカップ決勝が行なわれ、チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドが激突した。

 決勝に相応しいメガクラブ同士の一戦は、立ち上がりは一進一退の攻防戦となる。そのなかで先手を取ったのは、昨シーズンの決勝でアーセナルに敗れていたチェルシーだった。

 22分、セスク・ファブレガスが自陣から前線へロングボールを蹴り込むと、これを受け取ったエデン・アザールがワントラップでマーカーを振り切って一気に敵ゴール前へドリブル。これを食い止めにかかったユナイテッドのCBフィル・ジョーンズがPKを献上し、最後はアザール自らが冷静に右下隅へ流し込んだ。

 10番の貴重なゴールでリードしたチェルシーは、リスタート直後から自陣へリトリート。これを見たマンチェスター・Uは攻勢を強め、ポール・ポグバやアレクシス・サンチェスを起点に相手ゴールへ迫る。がしかし、決定的なシュートがことごとく枠外へと飛んで、ノーゴールで前半を終えた。
 

 迎えた後半も、リードするチェルシーが守勢に、ビハインドを追うマンチェスター・Uが攻勢に出るという構図で進行する。そのなかでゲームの主導権を握ったのは後者だった。

 前線からの怒涛のハイプレスで、相手DFを自陣に釘付けにする猛攻を展開し、55分にラッシュフォード、57分にポグバと立て続けに相手ゴールへ迫ると、62分にはサンチェスがゴール前のこぼれ球を押し込んだが、これはVAR判定の結果、オフサイドの判定が下って取り消された。

 再三に渡ってピンチを迎えたチェルシーは、カウンターからの反攻を狙うも、相手の出足の鋭いプレッシャーに苦戦。チャンスの芽をことごとく潰され、前半以上に防戦一方となる。

 マンチェスター・Uは、73分にロメル・ルカクとアントニー・マルシアルというFW2枚を投入。前線の枚数を増やして攻撃の活性化を図る。

 攻撃的なカードを切った相手に対して、完全に押し込まれたチェルシーは、81分にCKからポグバにフリーでヘディングシュートを打たれたものの、フランス代表MFの渾身の一発は不発に終わり、九死に一生を得た格好となった。

 結局、アウェーチームの猛攻に対して、ホームチームが我慢強く応戦した一戦は1-0で終了。その結果、チェルシーが2011-12シーズン以来8度目となる戴冠を成し遂げて、今シーズンを締めくくった。一方、敗れたマンチェスター・Uは、3シーズンぶりの無冠に終わることとなった。
 
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