【セルジオ越後】アジア連覇のなでしこは、慢心せず、不断の努力を続けてほしいね

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2018年04月25日

対戦国を考えれば、予選突破は当たり前でもある

W杯出場権を獲得した、なでしこジャパン。三度、ファイナリストになれるよう、不断の努力でチーム強化に努めるべきだ。(C)Getty Images

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 来年にフランスで開催される女子ワールドカップ出場権を賭けて、その予選を兼ねた女子アジアカップに出場していた、なでしこジャパンが、無事に本大会出場を決めたね。

 大会には8か国が参加して、上位5か国にフランス行きのチケットが与えられる。日本はグループリーグ初戦のベトナムに4-0で完勝し、続く韓国戦は0-0、最後のオーストラリア戦も1-1と勝ち切れなかったけど、グループ2位で4強入りを確定させて、8大会連続8度目のワールドカップ出場を果たした。

 ただし、対戦国を考えれば、ある意味、予選突破は当たり前でもある。もうひとつのグループリーグは、中国、タイ、フィリピン、ヨルダンだ。出場8か国の顔ぶれを見渡した時、上位5か国は簡単に予想できたはず。なでしこたちの実力を持ってすれば、最低限のノルマをクリアしたに過ぎない。 
 
 決勝トーナメントでは準決勝で中国を3-1で下し、決勝戦では再び、オーストラリアと相まみえ、1-0のスコアで勝利し、大会2連覇を達成した。もっとも、厳しいことを言うようだけど、そこまで難しくないアジア予選を勝ち抜いただけ。ホッとするのは構わないけど、これで慢心しないで、これまで以上に気を引き締めてほしいね。

 今年初めのアルガルベカップでは、アイスランドに2-1、デンマークには2-0と勝った一方、オランダには2-6、カナダには0-2の敗戦。世界との差を突きつけられている。

 過去2回のワールドカップでは、日本は2大会連続で決勝に進出し、優勝と準優勝に輝いている。三度、ファイナリストになれるよう、もちろん、頂点に立つために、不断の努力を続けて、チーム強化に努めるしかない。

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