「サラーの寛大な夢に終わりはない」
今シーズン、リバプールでまさに天井知らずの躍進を遂げたエジプト代表FWのモハメド・サラー。その好調の要因には、故郷への想いがあったのかもしれない。
昨夏にローマからリバプールへ移籍したサラーは公式戦45試合に出場し、40得点・13アシストを記録。その圧倒的な活躍ぶりから、今シーズンのプレミアリーグMVPに推す声が強まっている。そんなエジプト代表FWについて、現地時間4月18日、英紙『The SUN』は、興味深いエピソードを伝えている。
記事によると、週給9万ポンド(約1400万円)を受け取っているエジプト代表FWは、チャリティー団体を通じて、故郷の村ナグリクに10万ポンド(約1530万円)以上の大金を寄付。それにより、病院や学校、飲料食品店など、様々ものが建てられているという。
同紙は、「サラーの、民を助けるための寛大すぎる夢には終わりがない」として、これまで故郷のためにやってきたことを紹介している。
昨夏にローマからリバプールへ移籍したサラーは公式戦45試合に出場し、40得点・13アシストを記録。その圧倒的な活躍ぶりから、今シーズンのプレミアリーグMVPに推す声が強まっている。そんなエジプト代表FWについて、現地時間4月18日、英紙『The SUN』は、興味深いエピソードを伝えている。
記事によると、週給9万ポンド(約1400万円)を受け取っているエジプト代表FWは、チャリティー団体を通じて、故郷の村ナグリクに10万ポンド(約1530万円)以上の大金を寄付。それにより、病院や学校、飲料食品店など、様々ものが建てられているという。
同紙は、「サラーの、民を助けるための寛大すぎる夢には終わりがない」として、これまで故郷のためにやってきたことを紹介している。
「サラーはその地区で1台目となる救急車を購入し、さらに病に苦しむ人々を救う高価な医療器具も買い付け、そして、貧困に苦しむ若者の支援センター、女学校、医療施設、さらにはサッカーができるグラウンドを建設するための資金も自腹で支払った。
彼は、エジプト代表がワールドカップ出場決めた際に、大統領から高級別荘を贈呈をされそうになったが、それを丁寧に断り、『代わりにナグリグに現金を寄付してほしい』と申し出た男だ。ナグリクに頻繁に戻ってきては、村で結婚した夫婦に家や生活用品などを提供している」
実家に泥棒が侵入した際には、その泥棒のために仕事探しまで手伝ったというエピソードも持つサラー。そんな心優しき代表のエースから支援を受けているチャリティー財団会長のマーヘ・シャティヤ氏は、ただただ感謝の言葉を述べる。
「彼はいつも、『仲間がいない人、生活に困っている人を助けたい』と言っていた。正式な形で援助できる場所を探していたんだ。彼は今でも、毎月2000ポンド(約30万円)から3500ポンド(約50万円)を提供してくれている。本当にありがたい」
ナグリクの村人から、「ハピネス・メーカー(幸福の製造者)」と呼ばれるようになったというサラー。サッカー界では、スター街道を歩み始めた途端、贅沢に溺れる選手が少なくないだけに、ここまで地元愛に溢れ、それを体現する選手は希有だと言える。
今年1月にアフリカ最優秀選手賞を受賞した際、「決して夢を諦めず、信じるのを止めないで」と故郷の人々へメッセージを残していたサラーのピッチ内外での行動は、本当に“エジプトの英雄”と呼ぶに相応しい。