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新生レッズが3連勝!辣腕ぶりを発揮する大槻監督が“暫定指揮官”という立ち位置にひと言

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2018年04月15日

3連勝と好調を維持

見事にチームを蘇らせた大槻監督。その手腕は評価されて然るべきだ。写真:徳原隆元

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[J1リーグ8節]浦和2-1清水/4月15日/埼玉
 
 ホームで清水と対戦した浦和は、後半に1点を返されるも、2-1で競り勝った。これでリーグ戦3連勝、ルヴァンカップを含めて4戦負けなし(3勝1分)と好調だ。
 
 大槻毅監督も清水戦の内容を「前半は短い時間でしたが、準備したものが出たと思います。後半は想定していたよりも質の部分で、ボールを保持できないなど苦労しました」と振り返りつつ、「最後はスタジアムの声援に助けられて、勝点3を取れました」と喜んだ。
 
 リーグ戦では5戦未勝利とスタートダッシュに躓いた浦和は、4月2日に堀孝史監督との契約を解除し、新指揮官が決まるまでの期間を大槻“暫定”監督の下で戦うことを発表した。しかし、緊急事態に就任しながら、チームを見事に蘇らせた情熱的な指揮官の評価は日に日に高まるばかりだ。当の本人は自らの立ち位置をどう考えているのか。試合後の会見で問われるとこう答えた。
 
「(3試合で)勝点9を取れたことは喜ばしいことです。ただクラブから最初にこの仕事をする、しないの話をした時に、僕が受けたのは次の監督が決まるまでに勝点をなんとかひとつでも多く取ってほしいということでした。精神的に勝点が足りず、そういう順位にいると選手は縮こまってしまう。そこをなんとか次の監督までに勝点を1でも積み上げてほしいと言われました。
 
 ただ僕も指導者として仕事をしているので、勝点1でもと言われても毎試合、勝点3を取りたいし、負けるのは絶対に嫌なので、良い準備をして臨もうと思っています。それを表現してくれているのは質の高い選手たちです」
 
 難しい役割を引き受け、チームを立て直した大槻監督は、自らの立場を新体制発足までの“橋渡し役”として理解している。クラブとしてはこの勢いを持続したまま、新監督にバトンを引き継ぎたいところだろう。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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