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【CL】マドリー、ATでのPKで劇的に4強入り! 3発ユベントスは“奇跡”にあと一歩まで迫ったが…

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年04月12日

C・ロナウドは11戦連続弾! ブッフォン退場…

いつも以上に厳しいマークを受け、シュート数も少なかったC・ロナウドだが、最後に自らチャンスを作り、そして得たPKを決めた。奇跡の実現間近のユベントスの前に立ちはだかったのは、やはり背番号7だった。 (C) Getty Images

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 4月11日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝の第2レグが行なわれ、レアル・マドリーは1-3で敗れたが、合計スコア4-3でベスト4入りを果たした。
 
 第1レグはマドリーが敵地で3-0の勝利。これでほぼ勝負ありと思われたが、前日にローマがバルセロナを3-0で下し、奇跡の勝ち抜けを決めたことで、同じイタリア勢のユベントスにも大逆転に向けての機運が高まっていた。

 そして、試合開始から1分、その予感をさらに強めるような出来事が起こった。D・コスタが敵陣でボールを運んで右へ。受けたケディラが浮き球でクロスを入れると、ファーサイドでフリーのマンジュキッチが頭で合わせて先制ゴールを奪ったのだ。
 
 6分にも、D・コスタのクロスをGKナバスがセーブしてこぼれたところをイグアインが詰めるという決定機を迎えたユベントス。高い位置で相手にプレッシャーをかけてボールを奪い、攻勢に転じると多くの選手がこれに加わって相手ゴールに迫っていく。
 
 立ち上がりから押されっ放しだったマドリーは、9分にモドリッチのパスを受けたベイルがペナルティーエリアに侵入して決定的なシュート。これはGKブッフォンにセーブされるも、そこからポゼッションを高めていく。
 
 12分にカウンターで好機を掴み、その1分後にはC・ロナウドのカットインからのシュートをブッフォンが止めたところを、イスコが拾ってゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドで認められない。
 
 ユベントスは16分に右SBのデ・シリオが負傷し、リヒトシュタイナーとの交代を余儀なくされるというアクシデントに見舞われたものの、チームは全くパフォーマンスが落ちることなく、積極的な姿勢を維持していく。
 
 30分過ぎからはマドリーのプレッシャーがきつくなり、高い位置で再三ボールを奪われて危険な場面を迎えたアウェーチームだったが、これをしのいでから間もなく、待望の追加点がもたらされた。
 
 36分、マドリー陣内に空いたスペースを利用してボールを繋ぎ、右サイドを抜け出したリヒトシュタイナーがクロス。カルバハルに競り勝ったマンジュキッチのヘディンシュートが、再びナバスの牙城を破ったのだ。
 
 アディショナルタイム、FKからヴァランヌにクロスバーを直撃するヘディングシュートを許したユベントスだが、無失点を維持し、希望を持って前半を終えた。
 
 後半に入り、先に敵陣深くに入ったのはアセンシオ、L・バスケスを投入したマドリーだったが、ユベントスはD・コスタが勢いを感じさせるドリブルからシュート。さらに左サイドからも続けてゴール前にボールを送り、マドリーDF陣を慌てさせる。
 
 50分あたりからはマドリーが攻勢に立つが、きわどいクロスにブッフォンやキエッリーニらが懸命の守備で対応して決定機を与えない。57分には、カルバハルの横パスをC・ロナウドがダイレクトで合わせたシュートを、守護神がしっかりセーブした。
 
 そして反撃に転じたユベントスは59分、マテュイディのパスカットからボールを繋いで、最後はイグアインが惜しいシュート。これは止められたが、その1分後、D・コスタが右サイドから入れたクロスをナバスがキャッチミスし、マテュイディがすかさず詰めて3点目を挙げた。
 
 ついに第1レグの大敗を帳消しにしたユベントス。アウェーということで次からのゴールはマドリーのそれよりも大きな意味を持つことになり、有利な立場となった彼らは、しっかり守備ブロックを形成してホームチームの攻撃に対処しながら、機を見てサイドから攻め上がっていく。
 
 対するマドリーは、77分に前が空いたところでイスコがシュート。これはブッフォンの好守に阻まれるも、直後にヴァランヌがきわどいシュートを浴びせ、さらに立て続けにクロスを入れていくが、ことごとく弾き返される。
 
 そして試合はアディショナルタイム(AT)へ突入。マドリーがボールを握る展開のなか、残り1分を切ったところで、左からのクロスをC・ロナウドが頭で落としたところを詰めようとしたL・バスケスを、ベナティアが背後から倒してPK判定が下される。これに猛抗議したブッフォンには、レッドカードが掲げられた。
 
 C・ロナウドと、イグアインとの交代でゴール前に立ったシュチェスニーによる11メートルの対決は、前者がゴール右上に叩き込んで勝利。そしてマドリーもまた、貴重な1点を加えて、追いすがるユベントスを振り切った。
 
 我慢の末に劇的な勝ち抜けを決めたマドリーも見事だったが、ほとんど絶望的な状況だったにもかかわらず第2レグを消化試合とすることなく、さらに勝負を振り出しに戻して最後まで分からない激闘に持ち込んだユベントスの健闘も、大いに称えられるべきだろう。
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