「世界のサッカーに私たちがアダプトしていく」
ロシア・ワールドカップ開幕を約2か月後に控えたタイミングでの監督交代――そんな異例の事態に、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の契約解除と西野朗新監督の就任が発表された4月9日の会見で、報道陣から「日本サッカーが目指すべき道、どんなサッカーを目指すのか分かりにくくなっていると感じるが、どう考えているか」との質問があった。
これに対し、田嶋幸三会長は「監督によってやり方が変わるのは事実」としたうえで、自らの見解を次のように述べた。
「今までのワールドカップで通用したところ、しなかったところなど、そういうものを分析して、チームを作らなければいけない。
最近は、スタイルにそれほど大きな差はなくなってきている。自分たちで判断し、監督の指示だけでなく、自分たちがその場、その場で一番良い選択ができるように。選手たちのそういうプレーを期待したい」
これに対し、田嶋幸三会長は「監督によってやり方が変わるのは事実」としたうえで、自らの見解を次のように述べた。
「今までのワールドカップで通用したところ、しなかったところなど、そういうものを分析して、チームを作らなければいけない。
最近は、スタイルにそれほど大きな差はなくなってきている。自分たちで判断し、監督の指示だけでなく、自分たちがその場、その場で一番良い選択ができるように。選手たちのそういうプレーを期待したい」
ちなみに、田嶋会長が考える“日本らしさ”とは、「これは私の意見」と断りを入れたうえで、「しっかりとボールをつないでいくこと」と明かした。また、「世界のサッカーに私たちがアダプトしていくことによって、それが自然に日本のサッカーになっていく」との考えもある。
日本サッカーが進むべき道は明確に示されるのか。「縦への速さ」が協調されていた前政権から大幅な軌道修正はあるのか。12日に予定されている監督就任会見で、西野氏がどんなヴィジョンを掲げるのか注目したい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【日本代表PHOTO】日本1-2ウクライナ|槙野の同点ヘッドは実らず。追加点を許し悔しい敗戦
日本サッカーが進むべき道は明確に示されるのか。「縦への速さ」が協調されていた前政権から大幅な軌道修正はあるのか。12日に予定されている監督就任会見で、西野氏がどんなヴィジョンを掲げるのか注目したい。
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