3月はほぼ無駄な2試合にしてしまった。
3月末の国際Aマッチウイーク、イタリア代表はマンチェスターでアルゼンチン代表、ロンドンでイングランド代表とのフレンドリーマッチを戦った。
この2試合は本来、ロシア・ワールドカップに向けたテストという位置づけになるはずだった。6月上旬に組まれたフランス代表、オランダ代表との2連戦を合わせて、強国相手に4試合をこなしチームをがっちり固めて本大会に臨もうという目論みだったわけだ。
しかしご承知の通りイタリアは11月のプレーオフでスウェーデンに敗れて出場権を逃したため、この3月も強豪2か国の“スパーリングパートナー”を務めるという役回りになってしまった。しかも、チームを率いたのは、この2試合だけ暫定でA代表のベンチに座ることになったU-21代表監督のルイジ・ディ・ビアージョ。これはアッズーリに新たなサイクルを築く役割を担う次期監督が決まるのは5月半ばの予定であり、それまでイタリア代表は非常に中途半端なペンディング状態に置かれているためだ。
先発でピッチに立ったチームの顔ぶれも、以下のようにW杯予選を戦った中堅・ベテラン組が主体だった。
GK:ジャンルイジ・ブッフォン(ジャンルイジ・ドンナルンマ)
DF:アレッサンドロ・フロレンツィ(ダビデ・ザッパコスタ)、ダニエレ・ルガーニ、レオナルド・ボヌッチ、マッティア・デ・シリオ
MF:マルコ・パローロ、ジョルジーニョ、マルコ・ヴェッラッティ(ロレンツォ・ペッレグリーニ)
FW:アントニオ・カンドレーバ(フェデリコ・キエーザ)、チーロ・インモービレ、ロレンツォ・インシーニェ
この2試合は本来、ロシア・ワールドカップに向けたテストという位置づけになるはずだった。6月上旬に組まれたフランス代表、オランダ代表との2連戦を合わせて、強国相手に4試合をこなしチームをがっちり固めて本大会に臨もうという目論みだったわけだ。
しかしご承知の通りイタリアは11月のプレーオフでスウェーデンに敗れて出場権を逃したため、この3月も強豪2か国の“スパーリングパートナー”を務めるという役回りになってしまった。しかも、チームを率いたのは、この2試合だけ暫定でA代表のベンチに座ることになったU-21代表監督のルイジ・ディ・ビアージョ。これはアッズーリに新たなサイクルを築く役割を担う次期監督が決まるのは5月半ばの予定であり、それまでイタリア代表は非常に中途半端なペンディング状態に置かれているためだ。
先発でピッチに立ったチームの顔ぶれも、以下のようにW杯予選を戦った中堅・ベテラン組が主体だった。
GK:ジャンルイジ・ブッフォン(ジャンルイジ・ドンナルンマ)
DF:アレッサンドロ・フロレンツィ(ダビデ・ザッパコスタ)、ダニエレ・ルガーニ、レオナルド・ボヌッチ、マッティア・デ・シリオ
MF:マルコ・パローロ、ジョルジーニョ、マルコ・ヴェッラッティ(ロレンツォ・ペッレグリーニ)
FW:アントニオ・カンドレーバ(フェデリコ・キエーザ)、チーロ・インモービレ、ロレンツォ・インシーニェ
2試合ともにメンバーはほとんど変わらず、スタメンで入れ替わったのは( )で括ったGK、右SB、左インサイドハーフ、右ウイングの4つだけ。4年後に向けた新チームで活躍すべき若手の抜擢も、ドンナルンマ、ザッパコスタ、ルガーニ、ペッレグリーニ、キエーザなどほんの一握りに留まった。
結果は、アルゼンチン戦が0-2(相手はリオネル・メッシ抜きで準レギュラー主体)、イングランド戦が1-1。しかし試合の性格から言って、勝ち負けはたいした重要性を持っていない。残念だったのは、せっかくアルゼンチン、イングランドという強国と手合わせする機会だったにもかかわらず、W杯の準備にもならなければ、次のサイクルにも繋がらないという、もったいなくも無駄な2試合になってしまったことだ。
結果は、アルゼンチン戦が0-2(相手はリオネル・メッシ抜きで準レギュラー主体)、イングランド戦が1-1。しかし試合の性格から言って、勝ち負けはたいした重要性を持っていない。残念だったのは、せっかくアルゼンチン、イングランドという強国と手合わせする機会だったにもかかわらず、W杯の準備にもならなければ、次のサイクルにも繋がらないという、もったいなくも無駄な2試合になってしまったことだ。