ワールドカップには出たいし、その舞台で点を取りたい。そのためにも――。
――オフには海外移籍が取り沙汰されました。改めて残留を決めたきっかけを聞かせてください。
「まずは、昨年末に左足首の手術をしたので、日本でリハビリをしたかったのがひとつ。あとは総合的に考えて、セレッソでプレーすることが自分にとって最良の選択だなと。もちろん海外挑戦への想いを捨てたわけではないですよ。ただし残ると決断した以上、ここで、全力でやらなあかんという緊張感が今はかなり強いです」
――今季の始動日には、「セレッソでも十分成長できる」と言っていました。
「海外に行かなくても、自分次第でどうにでもなる。逆に環境が変わろうと、自らアクションを起こさなければ、人って本当に成長できない。今年の目標のひとつであるワールドカップ出場も考えたら、ここに残ったほうが最善の準備ができると感じたのでそう言いました」
――海外サッカーはよく見ますか?
「めっちゃ見ますよ。ブンデス、リーグアン、リーガとか色々」
――参考にしている選手は?
「バイエルンの(ロベルト・)レバンドフスキ。オフ・ザ・ボールの動きや、パスの受け方が秀逸で、好きな選手のひとりです」
――レバンドフスキ擁するポーランドとは今年のワールドカップで対戦します。
「楽しみですね。もちろんそれだけが目的じゃなく、単純にワールドカップには出たいし、その舞台で点を取りたい。当然そのチャンスを得るためには、厳しい競争を勝ち抜く必要がある。そのためにもセレッソで結果を残さないといけません」
――昨年初めて代表入りして変わったことはありますか?
「漠然と夢として描いていただけだったワールドカップが、より現実的なものになりましたね」
――プレー面では?
「これと言ってないですよ。日本代表とセレッソでは、求められる役割や、システムが少し違うから、どちらにも対応しなければいけない難しさはありますが、本質は変わりません。どちらも行きつく先はゴールを奪うことなので」
――国際試合を経験して、世界との差は感じましたか?
「日本人と比べ、フィジカルコンタクトはかなりハード。世界のトップレベルでプレーするためには、当たり負けしないようにもっと強くならなあかんなと実感しました」
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
※サッカーダイジェスト2018年3月22日号にて掲載。

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