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久保裕也をヘント番記者がバッサリ!「頭を空っぽにしたほうがいい」「7ゴールは少ない」

カテゴリ:海外日本人

中田徹

2018年03月22日

7ゴール…彼のクオリティーを鑑みたら少なすぎる

なかなかコンディションが上がってこない久保。スミット記者はどこに問題があると考えているのか。(C) Getty Images

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 レギュラーシーズンの全日程を終えたベルギーのジュピラーリーグ。現在は3月30日から始まるプレーオフに向け、ブレイクタイムを消化中だ。
 
 そんな伝統のリーグには、注目すべき日本代表戦士が2人いる。
 
 一人は、昨夏にポーランドからベルギーにやって来た無名の日本人、森岡亮太。類稀なゲームメイク能力、得点力、アシスト力と三拍子揃った大活躍で、10ゴール・12アシストを記録。今冬にはワースラント=ベベレンからアンデルレヒトへと、国内ステップアップ移籍を果たした。
 
 そしてもう一人が、昨シーズンの後半戦からヘントに加わった久保裕也である。わずか半シーズンで11ゴールを量産し、不振のチームを3位に引き上げ、「スシボンバー」の異名をベルギー国内に轟かせた。

 だが、今シーズンの久保は、ここまで30試合で7ゴールと、今ひとつピリッとしない。
 
 ここでは、そんな彼のレギュラーシーズンでのパフォーマンスを、『ヘット・ニーウスブラット』紙に寄稿するヘントの番記者、ステファン・スミット記者に振り返ってもらおう。

――◆―――◆――
 
——ステファン、今シーズン開幕前の、久保に対する期待は大きかったのでは?
 
「昨シーズン、冬のメルカートでヘントにやって来た久保は、あっという間に得点能力の高さを見せつけてくれたからね。今シーズンを迎えるにあたって、もちろん期待は大きかった。多くの人たちが『成長に成長を重ね、ベルギーのなかでも、代表的な選手の一人になるだろう』と思っていた」
 
—―そんな期待を受けて入ったレギュラーシーズンでの、久保に対する評価は?
 
「彼のクオリティーを考えると、うまく行かないシーズンを送っているね。その評価は避けられない。もちろん、チームが最悪のスタートを切ったことも、久保の出来と無関係ではない。9月末にヴァン・ハーゼブルック監督(現アンデルレヒト)が解任された頃は、チームも彼も不振の極みにあった。
 
 間違いないのは、コンディションが整わないままシーズンインしたことだ。もしかしたら、昨シーズン、リーグ閉幕後に日本代表でもプレーしたことにより、十分な休息をとれなかったのかもしれない。とにかく、今シーズンの7ゴールという数字は、彼のクオリティーを鑑みたら少なすぎる」
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