“ロッベン越え”の堂安にオランダ・メディアが賛辞!「偉大なゴール」「輝ける存在」

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年03月19日

1G1Aにも本人は謙虚に話す。

一時は同点となるゴールを叩き込んで満面の笑顔を浮かべた堂安。だが、試合後は勝てなかったことを悔いていた。 (C) Getty Images

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 期待の若きサムライが鮮烈な輝きを放った。
 
 現地時間3月18日のエールディビジ第28節のAZ戦で、フローニンヘンの堂安律は1ゴール・1アシストをマーク。今シーズンの通算記録を7ゴール・4アシストに伸ばした。
 
 この試合で10試合連続先発出場を果たした堂安に見せ場が訪れたのは、チームが2点のビハインドを追う70分だ。中央でドリブルしながらボールをキープし、味方とのパス交換で相手のマークを外して、ペナルティーエリア内に走り込んだ味方FWトム・ファン・ヴェールトへラストパスを供給する、とこれがゴールに繋がった。
 
 さらに堂安の勢いは止まらない。83分には、敵ゴール前でボールを受け、相手DF2人をヒラリとかわして自らシュートコースを作り、左足でエリア外から狙いすました一撃をゴールに突き刺した。
 
 その後、フローニンヘンは後半アディショナルタイム2分に決勝ゴールを奪われて2-3で敗れたものの、獅子奮迅の活躍を披露した堂安に対しては、試合後、現地メディアから称賛の声が寄せられた。
 
 オランダ紙『AD』が「フローニンヘンの輝ける存在であるドウアンが距離のあるシュートで、AZの守護神マルコ・ビゾットを驚かせた」とレポートすれば、地元紙『Dagblad van het Noorden』は、「見事なアシストと偉大なゴールだった」と褒めちぎった。


 
 オランダ・メディア『NOS』の試合後のトラッシュインタビューで、「勝たなければ、勝点を稼がなければ、あまり意味がないと思っています」と淡々と話した堂安だが、今回のゴールは、レジェンドOBを超える一発でもあった。
 
 というのも、フローニンヘンで10代でのシーズン7ゴールを達成したのは、ウルグアイ代表FWのルイス・スアレス(現バルセロナ)とオランダ人FWのリハイロ・ジブコビッチ(現オーステンデ)に次いで3人目。なんと、あのアリエン・ロッベン(現バイエルン)が、2001-02シーズンに決めた6ゴールを超えたのだ。
 
“レジェンド越え”を達成した堂安は、得意の左足でのゴールについて聞かれ、「左足のキックは自分の特徴だと思っているので、ああいうシュートシーンをどんどん増やしたい」と意気込みを語った。
 
 オランダで躍動する若武者は、これからも数字を伸ばし、今シーズンのゴール数を2桁得点の大台に乗せることができるか。さらなる活躍を期待したい。
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