後半の長谷部は攻守で効果的なプレーを披露も…
3月11日(現地時間)、ブンデスリーガ第26節が行なわれ、ドルトムントは3-2でフランクフルトを下した。
ドルトムント3位、フランクフルトが4位と、チャンピオンズ・リーグ圏内(4位まで)同士の対戦。日本人選手では、足首を痛めている香川真司はやはりメンバーを外れ、長谷部誠はボランチとしてスタメン出場を果たした。
立ち上がりは両チームが相手陣内深くまで侵入し、ボールがピッチの端から端を行き交ったが、間もなくするとホームのドルトムントがポゼッションで上回るようになる。7分には、右サイドのFKでゴール前に入ったボールがファーサイドに流れたところを、ロイスがダイレクトボレーで叩いてファーストシュートを放った。
10分にはプリシッチが右サイドを突破してクロスを入れ、マーカーの前に飛び出したシュールレがヘッド。これも枠をわずかに外れたものの、ドルトムントはスムーズにボールを繋いでボールを運び、幾度もチャンスを作っていく。
そして11分、ダフードのスルーパスで抜け出したプリシッチが、逆サイドに走り込むロイスに合わせようとクロスを入れると、これをクリアしようとスライディングしたルスが自陣ゴールに押し込んでしまい、ドルトムントは相手のオウンゴールというかたちで先制を果たした。
ドルトムント3位、フランクフルトが4位と、チャンピオンズ・リーグ圏内(4位まで)同士の対戦。日本人選手では、足首を痛めている香川真司はやはりメンバーを外れ、長谷部誠はボランチとしてスタメン出場を果たした。
立ち上がりは両チームが相手陣内深くまで侵入し、ボールがピッチの端から端を行き交ったが、間もなくするとホームのドルトムントがポゼッションで上回るようになる。7分には、右サイドのFKでゴール前に入ったボールがファーサイドに流れたところを、ロイスがダイレクトボレーで叩いてファーストシュートを放った。
10分にはプリシッチが右サイドを突破してクロスを入れ、マーカーの前に飛び出したシュールレがヘッド。これも枠をわずかに外れたものの、ドルトムントはスムーズにボールを繋いでボールを運び、幾度もチャンスを作っていく。
そして11分、ダフードのスルーパスで抜け出したプリシッチが、逆サイドに走り込むロイスに合わせようとクロスを入れると、これをクリアしようとスライディングしたルスが自陣ゴールに押し込んでしまい、ドルトムントは相手のオウンゴールというかたちで先制を果たした。
長谷部は中盤の底に位置取り、相手の攻撃を封じたり、遅らせたりして反撃に繋げる役割を担うも、フリーでスピードに乗って攻めてくる相手選手への対応に苦しむ。攻撃で目立ったプレーといえば、25分にヴォルフを狙ったスルーパス(長すぎてゴールラインを越える)ぐらいだった。
チームとしても守備面で後手を踏み、ドルトムントにこぼれ球やルーズボールも拾われたフランクフルトは、攻撃面でも良さは見られず。28分に右からのクロスをファーサイドでチャンドラーがダイレクトボレーで合わせた唯一とも言える好機では、軌道上にいた味方がこれを阻んでしまった。
しかし、後半は立ち上がりからアウェーチームが積極的な姿勢を見せ、主に右サイドを攻略してクロスを何本も入れ、48分にはCKで流れたボールをファーサイドのボアテングがゴールに背を向けながらトラップし、ヒールでシュート。ボールは枠を捉えていたが、GKビュルキが好反応で弾き出した。
59分にもスルーパスでペナルティーエリア内に侵入したダ・コスタがマイナスに折り返すと、走り込んだボアテングが決定的なシュートを放つなど、フランクフルトは4位の力をホームチームに示してみせる。65分にも同じようなかたちから、デグズマンが得点機を迎えたが、シュートは枠を外れた。
後半は守勢に立つ時間が長く、単発の攻撃では相手DFラインの裏にボールを通してチャンスを作ろうとするも、決定機に結び付けられないドルトムントは、62分にフィリップからバチュアイを投入して攻撃のテコ入れを行なう。
しかし、次の1点はフランクフルトにもたらされる。75分、敵陣右サイドで得たFKを交代出場のデグズマンがゴール前に入れると、同じく後半から出場のヨビッチが頭で合わせて、ビュルキの牙城を破った。
追い付かれたドルトムント。過去5試合ではそれぞれ1点しか取れていないだけに、嫌なムードが漂ったが、それから2分後、ホームスタジアムは歓喜に包まれる。プリシッチとのパス交換から抜け出したバチュアイがゴール左隅に流し込み、途中起用に応えたのだ。
これで活気付いたドルトムントが以降は攻勢に立ち、カウンターにも冷静に対応。逆に相手が前がかりになったところでシュールレやバチュアイが抜け出して好機を掴み、ロイスもこぼれ球を拾ってきわどいシュートを放つ。
終了間際にはロイスをベンチに下げてCBのパパスタソプーロスを投入し、盤石の態勢でドルトムントが逃げ切るかと思われたが、アディショナルタイム(AT)、攻め続けたフランクフルトはデグズマンのスルーパスでダ・コスタが右サイドを抜け出してクロス。これをファーサイドで交代出場のブルームが合わせ、土壇場で追い付いた。
しかし、ドラマはこれで終わりではなかった。94分、ドルトムントは一度は攻撃をはね返されるも、プリシッチ、ピシュチェクと繋いでゴール前へ。これが残っていたバチュアイに渡り、ワントラップから力強いボレーを叩き込み、劇的な勝ち越しゴールを決めた。
ドルトムントは、わずか数分で地獄から天国へ。ヨーロッパリーグのアタランタ戦以来となる1試合3得点で、リーガでは3試合ぶり、公式戦では5試合ぶりとなる勝点3を勝ち取り、3位をキープした。
一方のフランクフルトは、5位に転落……。後半は、守備では相手のパスをうまく引っかけて遅らせたり、攻撃では敵陣でのパスカットやダイレクトで叩いてスムーズな攻撃を促すなど、効果的なプレーを多く披露した長谷部も、悪夢のような結末に思わず天を仰いだ。
チームとしても守備面で後手を踏み、ドルトムントにこぼれ球やルーズボールも拾われたフランクフルトは、攻撃面でも良さは見られず。28分に右からのクロスをファーサイドでチャンドラーがダイレクトボレーで合わせた唯一とも言える好機では、軌道上にいた味方がこれを阻んでしまった。
しかし、後半は立ち上がりからアウェーチームが積極的な姿勢を見せ、主に右サイドを攻略してクロスを何本も入れ、48分にはCKで流れたボールをファーサイドのボアテングがゴールに背を向けながらトラップし、ヒールでシュート。ボールは枠を捉えていたが、GKビュルキが好反応で弾き出した。
59分にもスルーパスでペナルティーエリア内に侵入したダ・コスタがマイナスに折り返すと、走り込んだボアテングが決定的なシュートを放つなど、フランクフルトは4位の力をホームチームに示してみせる。65分にも同じようなかたちから、デグズマンが得点機を迎えたが、シュートは枠を外れた。
後半は守勢に立つ時間が長く、単発の攻撃では相手DFラインの裏にボールを通してチャンスを作ろうとするも、決定機に結び付けられないドルトムントは、62分にフィリップからバチュアイを投入して攻撃のテコ入れを行なう。
しかし、次の1点はフランクフルトにもたらされる。75分、敵陣右サイドで得たFKを交代出場のデグズマンがゴール前に入れると、同じく後半から出場のヨビッチが頭で合わせて、ビュルキの牙城を破った。
追い付かれたドルトムント。過去5試合ではそれぞれ1点しか取れていないだけに、嫌なムードが漂ったが、それから2分後、ホームスタジアムは歓喜に包まれる。プリシッチとのパス交換から抜け出したバチュアイがゴール左隅に流し込み、途中起用に応えたのだ。
これで活気付いたドルトムントが以降は攻勢に立ち、カウンターにも冷静に対応。逆に相手が前がかりになったところでシュールレやバチュアイが抜け出して好機を掴み、ロイスもこぼれ球を拾ってきわどいシュートを放つ。
終了間際にはロイスをベンチに下げてCBのパパスタソプーロスを投入し、盤石の態勢でドルトムントが逃げ切るかと思われたが、アディショナルタイム(AT)、攻め続けたフランクフルトはデグズマンのスルーパスでダ・コスタが右サイドを抜け出してクロス。これをファーサイドで交代出場のブルームが合わせ、土壇場で追い付いた。
しかし、ドラマはこれで終わりではなかった。94分、ドルトムントは一度は攻撃をはね返されるも、プリシッチ、ピシュチェクと繋いでゴール前へ。これが残っていたバチュアイに渡り、ワントラップから力強いボレーを叩き込み、劇的な勝ち越しゴールを決めた。
ドルトムントは、わずか数分で地獄から天国へ。ヨーロッパリーグのアタランタ戦以来となる1試合3得点で、リーガでは3試合ぶり、公式戦では5試合ぶりとなる勝点3を勝ち取り、3位をキープした。
一方のフランクフルトは、5位に転落……。後半は、守備では相手のパスをうまく引っかけて遅らせたり、攻撃では敵陣でのパスカットやダイレクトで叩いてスムーズな攻撃を促すなど、効果的なプレーを多く披露した長谷部も、悪夢のような結末に思わず天を仰いだ。