Jリーグは２月28日、2018シーズンより「Jリーグ育成マッチデー」を開催することを決定したと発表。これは、将来有望な若手選手の強化・育成に寄与することを目的として、Jリーグ全クラブのうち参加希望クラブを対象に開催する。2018シーズンは、北海道コンサドーレ札幌、横浜FC、ガイナーレ鳥取、ファジアーノ岡山、サンフレッチェ広島、レノファ山口FCの６クラブが参加する。


　この大会は、2016および2017Jサテライトリーグからレギュレーションを見直し、競技成績による順位決定は行なわず、ポイントルールで順位決定を行なうというものだ。そのポイント付与基準となるのは以下の４項目。

「試合数と試合結果」……１試合／１ポイント、勝ち／１ポイント（負け、引き分けは０ポイント）

「23歳以下の出場時間」……23歳以下選手の年間出場時間を合計、出場時間の多い上位5クラブにポイントを付与。1位/5ポイント、2位/4ポイント、3位/3ポイント、4位/2ポイント、5位/1ポイント

「試合環境（スタジアム開催など）」……公式戦に近い環境（スタジアム使用等）での試合開催に1試合/ホームクラブに3ポイント

「アウェー遠征（遠征距離基準）」……原則片道300ｋｍ以上の遠征をしたビジタークラブに1ポイント

　これらの項目の合計ポイントにより、順位を決定。その順位に応じて育成奨励金を該当クラブに支払い、より若手の積極的な育成機会を創出することを目的にしているという。

　育成奨励金は、１位に400万円、２位に300万円、３位200万円、４位100万円、５位50万円、６位30万円となっている。日程は確定後に改めて発表されるが、Jリーグではトップチームの試合の前座および後座もしくはそれに類するスタジアムでの試合実施を推奨している。