25日の磐田戦で鮮やかなヘディング弾を叩き込み、チームの開幕戦勝利に大きく貢献した川崎の中村憲剛。ゴール後は公約通り、お笑い芸人・バイク川崎バイクの持ちネタ（自身の芸名の頭３文字BKBを使った一発芸）をアレンジした、『ボク（B）、川崎の（K）、バンディエラ（B）』という決め台詞と振り付けをテレビカメラに向かってばっちり決めている。本家さながらのコミカルな一発芸にスタジアムは大いに盛り上がった。
 
　何故、そこまで完璧にこなせたのか。鮮烈な開幕弾から一夜明け、その謎を紐解く、注目の動画が公開された。DAZNの公式ツイッターにアップされたムービーに登場したのは、なんと中村憲剛とバイク川崎バイクのふたり。開幕前に行なわれたDAZNのCM撮影後にサプライズ対面を果たしたようで、「初めまして、中村さーん」とハイテンションで本人が登場すると、川崎の14番は両手を叩いて大爆笑した。

 
　冒頭からバイク川崎バイクが持ちネタを披露するなど、終始笑いが絶えないやりとりが繰り広げられていく。そして、中村はあのゴールパフォーマンスを本人の目の前で披露することに。すると、振り付けのところで本家からダメ出しを喰らい、「ちょっと、手がコンパクト」と指摘されるまさかの展開となった。

 

　その指導を受け、中村は再度ネタに挑戦。後ろにのけ反るほど大きなリアクションで無事に本人からお墨付きを得ることに成功した。
 
　ほかにも中村は、拳と拳を突き合わせながら『ブン』と言い合う一発芸『ブンタッチ』をバイク川崎バイクから継承。「チームに流行らせます」と宣言し、新たな芸にもチャレンジする構えを見せた。
 
　開幕戦でネタを完璧にやり遂げた裏には、バイク川崎バイクの存在があった。試合後に中村も自身のツイッター上で「あまりにサプライズ過ぎて。笑 でも指導のおかげで良いBKB出来ました」と語り、アドバイスの効果を実感した様子。次節もゴールを奪い、BKBパフォーマンスが飛び出すか。動画内で伝授された一発芸も含め、川崎のバンディエラから益々目が離せなくなりそうだ。