前半は防戦一方も、後半は攻勢を維持
2月25日(現地時間)、ブンデスリーガ第24節が行なわれ、ケルンは2-1でRBライプツィヒを下した。
今年に入って2勝2分け2敗のケルン。残留争いのためにはひとつでも多くの勝点を稼ぎたい状況のなか、この試合に勝てば暫定ながら2位まで浮上するライプツィヒの本拠地に乗り込んだ。
前節ハノーファー戦で今シーズン通算2点目のゴールを決めてチームに勝点1をもたらした大迫勇也は、テロッデとの2トップとしてスタメン入り。ブンデスリーガ1部での出場数が100という節目の試合となった。
試合は両チームの順位がそのまま反映されるかたちで、立ち上がりからホームチームが攻勢。ポゼッションで大きく上回りながら、ケルン陣内でプレーを続け、5分には早くも先制ゴールを奪う。
左サイドからブルーマがドリブルで持ち込み、ペナルティーエリアに侵入してゴール前にグラウンダーのクロス。これにルックマンが合わせると、ボールはファーサイドにポストにはね返されたが、オギュスタンが詰めて無人のゴールに流し込んだ。
早々にリードを許したケルンの反撃は9分。2トップの一角ながら、縦横に幅広く動いて攻撃の起点、展開、チャンスメイクなど多くの仕事を担う大迫が、左サイドでボールを得て浮き球のクロス。これをテロッデが頭で枠内に飛ばすが、GKグラーチのファインセーブに弾き出された。
大迫は常にテロッデの位置を意識し、彼にシュートチャンスを提供しようという意図が感じられ、何本も縦パスやクロスを通したが、ケルンはこの2人のコンビによるファーストシュートの後はまともな攻撃を仕掛けられず、長く防戦を強いられる。
ライプツィヒは7割近くボールを保持し、20、29分にオギュスタン、31分にザビツァー、そして39分にフォルシュベリが、高度な個人技とスムーズな連係から決定機を迎えるが、GKホルンの好守やシュートが枠を捉えられずに、いずれも活かすことができなかった。
このままライプツィヒが主導権を握ったまま前半が終わるかと思われた45分、ケルンはCKからニアで大迫が頭でゴール前にボールを飛ばし、中央にいたメレが詰めたが、オフサイド。ケルンはその後も波状攻撃を仕掛け、ヘクターが惜しいミドルを放ったが、同点弾とはならなかった。
後半は一転して、立ち上がりからケルンが攻勢。セットプレーからソーレンセンやリッセがシュートを放つなど、積極的な姿勢を示す。
56分には分厚い攻撃から、大迫のパスを受けたソーレンセンが右からクロス。これをゴール前でテロッデがトラップし、反転からシュートを放つも、相手DFに当たってゴールマウスを逸れるという決定機も作った。
守勢のライプツィヒはここから押し戻して攻めに転じ、65分にはケルンの守備網をすり抜けて、ブルーマが後半のファーストシュートを放つ。3日前にヨーロッパリーグでナポリと対戦したことで、メンバーを入れ替えていた彼らは、主力を途中から投入して流れを変えようとする。
試合は攻守の入れ替わりが激しくなり、67分、ケルンは右サイドからの崩しから、最後は途中交代のビッテンコートが左から決定的なシュートを放つが、わずかにゴール右外。対してライプツィヒも、直後に右サイドからの攻略でブルーマがフィニッシュまで持ち込む。
ケルンはその後も積極性を維持してサイドからの崩しを見せていたが、71分、リッセの右クロスのクリアを拾ったコジエッロが、エリア外から強烈なミドルをゴール左隅に突き刺して、ついに試合を振り出しに戻した。
今冬に加入したMFのファインゴールで同点としたケルンはさらに勢いを増し、77分には右サイドで大迫からボールを受けたリッセがエリア内にドリブルで侵入してマイナスのクロス。これをフリーのビッテンコートが詰め、逆にライプツィヒからリードを奪った。
79分、ウパメカノのタックルで大迫が右足大腿部を負傷。いったんはピッチに戻ったものの、82分にエズジャンと交代となった。
この試合では得点機には恵まれなかったものの、多様な仕事をこなした大迫は、味方にチャンスを提供するだけでなく、逆に味方からパスを引き出す巧みなポジショニングなど、多くの良さを披露した。
その後、ゴールを狙うライプツィヒが攻勢に転じ、交代出場のエース、ヴェルナーらが再三、相手ゴール前に迫るものの、ケルンはDF陣が粘り、ホルンはいつも通りに好守を見せてゴールを許さず。最下位チームが、敵地で上位チーム相手に見事な逆転劇を演じてみせた。
勝点を17位ハンブルクに並ぶ17に伸ばしたケルン。16位(入れ替え戦)マインツとは勝点7差、15位ヴォルフスブルクとは勝点8差である。
今年に入って2勝2分け2敗のケルン。残留争いのためにはひとつでも多くの勝点を稼ぎたい状況のなか、この試合に勝てば暫定ながら2位まで浮上するライプツィヒの本拠地に乗り込んだ。
前節ハノーファー戦で今シーズン通算2点目のゴールを決めてチームに勝点1をもたらした大迫勇也は、テロッデとの2トップとしてスタメン入り。ブンデスリーガ1部での出場数が100という節目の試合となった。
試合は両チームの順位がそのまま反映されるかたちで、立ち上がりからホームチームが攻勢。ポゼッションで大きく上回りながら、ケルン陣内でプレーを続け、5分には早くも先制ゴールを奪う。
左サイドからブルーマがドリブルで持ち込み、ペナルティーエリアに侵入してゴール前にグラウンダーのクロス。これにルックマンが合わせると、ボールはファーサイドにポストにはね返されたが、オギュスタンが詰めて無人のゴールに流し込んだ。
早々にリードを許したケルンの反撃は9分。2トップの一角ながら、縦横に幅広く動いて攻撃の起点、展開、チャンスメイクなど多くの仕事を担う大迫が、左サイドでボールを得て浮き球のクロス。これをテロッデが頭で枠内に飛ばすが、GKグラーチのファインセーブに弾き出された。
大迫は常にテロッデの位置を意識し、彼にシュートチャンスを提供しようという意図が感じられ、何本も縦パスやクロスを通したが、ケルンはこの2人のコンビによるファーストシュートの後はまともな攻撃を仕掛けられず、長く防戦を強いられる。
ライプツィヒは7割近くボールを保持し、20、29分にオギュスタン、31分にザビツァー、そして39分にフォルシュベリが、高度な個人技とスムーズな連係から決定機を迎えるが、GKホルンの好守やシュートが枠を捉えられずに、いずれも活かすことができなかった。
このままライプツィヒが主導権を握ったまま前半が終わるかと思われた45分、ケルンはCKからニアで大迫が頭でゴール前にボールを飛ばし、中央にいたメレが詰めたが、オフサイド。ケルンはその後も波状攻撃を仕掛け、ヘクターが惜しいミドルを放ったが、同点弾とはならなかった。
後半は一転して、立ち上がりからケルンが攻勢。セットプレーからソーレンセンやリッセがシュートを放つなど、積極的な姿勢を示す。
56分には分厚い攻撃から、大迫のパスを受けたソーレンセンが右からクロス。これをゴール前でテロッデがトラップし、反転からシュートを放つも、相手DFに当たってゴールマウスを逸れるという決定機も作った。
守勢のライプツィヒはここから押し戻して攻めに転じ、65分にはケルンの守備網をすり抜けて、ブルーマが後半のファーストシュートを放つ。3日前にヨーロッパリーグでナポリと対戦したことで、メンバーを入れ替えていた彼らは、主力を途中から投入して流れを変えようとする。
試合は攻守の入れ替わりが激しくなり、67分、ケルンは右サイドからの崩しから、最後は途中交代のビッテンコートが左から決定的なシュートを放つが、わずかにゴール右外。対してライプツィヒも、直後に右サイドからの攻略でブルーマがフィニッシュまで持ち込む。
ケルンはその後も積極性を維持してサイドからの崩しを見せていたが、71分、リッセの右クロスのクリアを拾ったコジエッロが、エリア外から強烈なミドルをゴール左隅に突き刺して、ついに試合を振り出しに戻した。
今冬に加入したMFのファインゴールで同点としたケルンはさらに勢いを増し、77分には右サイドで大迫からボールを受けたリッセがエリア内にドリブルで侵入してマイナスのクロス。これをフリーのビッテンコートが詰め、逆にライプツィヒからリードを奪った。
79分、ウパメカノのタックルで大迫が右足大腿部を負傷。いったんはピッチに戻ったものの、82分にエズジャンと交代となった。
この試合では得点機には恵まれなかったものの、多様な仕事をこなした大迫は、味方にチャンスを提供するだけでなく、逆に味方からパスを引き出す巧みなポジショニングなど、多くの良さを披露した。
その後、ゴールを狙うライプツィヒが攻勢に転じ、交代出場のエース、ヴェルナーらが再三、相手ゴール前に迫るものの、ケルンはDF陣が粘り、ホルンはいつも通りに好守を見せてゴールを許さず。最下位チームが、敵地で上位チーム相手に見事な逆転劇を演じてみせた。
勝点を17位ハンブルクに並ぶ17に伸ばしたケルン。16位(入れ替え戦)マインツとは勝点7差、15位ヴォルフスブルクとは勝点8差である。