「ゴールパフォが酷すぎる!」プレミアのアーセナルで初ハットを達成したのは誰だ!?

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年02月21日

てっきりイアン・ライトかと思いきや…

K・キャンベル(左端)にI・ライト(手前)など、1990年代前半のガナーズは現チームよりタレント力では見劣りするが、実に個性的な強者が揃っていた。(C)Getty Images

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 1992-93シーズン、装いも新たに誕生したのがイングランド・プレミアリーグだ。公式ツイッターが2月20日付けでひとつの動画をアップ。「これがアーセナルのPL(プレミアリーグ)での最初のハットトリック」との一文が添えられたムービーで、続けて「大いに疑問符の付くセレブレーション(ゴールパフォーマンス)とともにどうぞ」と綴られている。
 
 時は1993年9月11日、会場は改修中の前・本拠地ハイバリー。イプスウィッチ・タウンを迎えたアーセナルが4-0の快勝を飾ったゲームである。ヤンチャなアイドル、イアン・ライトが鋭い突破から均衡を破り、その後に3ゴールを挙げるのが、クラブ生え抜きのFWケビン・キャンベルだ。ライトのシュートの跳ね返りに素早く反応した1点目、左サイドからのクロスを豪快ヘッドでねじ込んだ2点目、そして、ライトのスルーパスに猛ダッシュで抜け出してハットトリックを達成した。

 
 当時のアーセナルはパフォーマンス隊長のライトが先頭に立ち、クネクネダンスをはじめとした奇妙な動きや、マーソンによるビールをがぶ飲みする謎のジェスチャー、組み立て体操のような手の込んだものなど、手を変え品を変えてファンを喜ばせていた。ただ、それをアウェーの地でもやるものだから、ライトはどこに行っても大ブーイングの的となっていた。最初はクールだった若きキャンベルも、ライトと前線でパートナーを組むようになって“才能”が開花。このイプスウィッチ戦でもキレキレの腰ふりダンスを披露している。
 
 動画に対するファンの反応はさまざまだ。「アーセナルがちゃんとしていた素晴らしい時代」「誰が監督だった? フットボールが楽しそうだ」とアーセン・ヴェンゲル現政権への皮肉を込めたものや、「ゴールは素晴らしいけどセレブーションが酷すぎる!(笑)」「あの憎たらしさが蘇ったが、なぜか嫌いにはなれなかった」という意見も。いまのア―セナルとは異なり、ジョージ・グラハム監督のもと、堅守からの高速カウンターが最大の武器。ライト、キャンベル、ポール・マーソン、レイ・パーラー、アラン・スミスら前線の個性派が敵陣を切り裂いた。
 
 18歳でトップデビューしたキャンベルはこの当時23歳。早熟のストライカーとしてイングランド国内で将来を嘱望されていたが、その後はやや伸び悩んだ。1995年にアーセナルを離れると、ノッティンガム、トラブゾンスポル、エバートン、WBA、カーディフと巡り、2007年に37歳でスパイクを脱いだ。
 
 現在も僚友・ライトとは仲良くしているようで、英国のサッカー番組などで共演することもしばしば。アーセナル・ウォッチャーとして活躍しながら、最大の得点源として奮闘したエバートンも応援しているという。
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